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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101068039
感想・レビュー・書評
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短編五編を収録しています。
第一話「ランデルスにて」は、明確なオチをもつ怪奇潭仕立ての作品で、純粋な愛(の不在)をテーマにしています。第三話「風塵」も、やはり怪奇潭のような雰囲気をもつ作品です。
表題作となっている第二話「北の岬」は、婚約者の直子を日本にのこして二年間パリですごした留学生の男が、修道女のマリ・テレーズへの愛を棄てることができず、帰国後彼女のもとを訪れるという話です。
第五話「叢林の果て」は、叔父夫婦の家を出てタバコの売り子となったマリアナという女性と、革命軍の兵士であるラウルの語りが交互にならべられるという、風変わりな構成の作品です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文庫: 240ページ
出版社: 新潮社 (1974/03) -
稚内などを舞台とした作品です。
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