つぎはぎプラネット (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.19
  • (19)
  • (39)
  • (107)
  • (22)
  • (9)
本棚登録 : 1088
感想 : 83
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098531

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 言わずもがな、ショートショートの神様、星新一の単行本未収録作品。
    読みはじめすぐにタイトルの意味がわかった。
    統一性がないところがつぎはぎなのか。。
    星新一っぽいのもあればなんだかマニアックなのもあって、個人的には「犯人はだれ?」がおもしろいな。
    てかこの作品いろんな雑誌に掲載されてたみたいだけど、雑誌の種類の振り幅がすごい!
    児童雑誌、朝日新聞、週刊誌はわかるけど、メンズクラブって!!
    「夢みたい」という短編なのだが、なんかメンズクラブに掲載されたのがわかる気がする。
    なんかオシャレ感は感じる。メンズクラブ恐るべし、いや星新一恐るべし?!

  • 星新一の『単行本未収録作品集」(「星新一ショートショート全作品読破認定証」付きw)。
    ショートショートだけではなく、日本SF大会のプログラムや企業の広報誌に掲載されたもの、子ども向け読み物、川柳なども収められている。中・高生のころ読んでいた作風とは違ったものも多かった。
    形態はやや違うけど、現在実現している技術(インターネット、スマホ・タブレット、顔認証、VODなどのようなもの)も多数あって改めてオドロク。

  • 久しぶりに星さんの作品を読んだが、この方の発想力は素晴らしいものがある。1篇読んだだけでもそのすごさがわかると思うが、この作品数を考慮して読むとなおさら実感する。本当にこれから起こり得そうなことが書かれているものもあったが、これを最近ではなく何十年も前に執筆しているというのが本当にすごい。

  • 収集、記録としての貴重さを否定するものではないけれど、確かに「落ち穂拾い」の感を拭えない。企業のPR誌などに書いたものは、その企業や製品のCM感強いしね。
    それが出来るのも才能ではあるが。

    「ビデオコーダーがいっぱい」などはその後の発達を予言していたことの証明でもあるし、「魔法のランプ」には、星作品に時々現れるシニカルな感じ(私はそこを好んでいるのだけれど)が漂う。

  • 未収録作品集だけあって、
    あんまりよくない意味でマニアックだった。

  • 登録番号10563 分類番号913.6 ホ

  • 川柳があるとは思わなかった。

  • 落ちのない話が多々あり、それが少々拍子抜けした。
    やはり最後にあっと驚くイベントがないと面白みにかける。

    それにしても星さんは色んな小冊子に書いていたんだ。
    ミニミニで書いてくれると出版物側に取っては
    ページ埋めに最適だったのかも知れない。

  • 短いもののとにかく数が多い!
    読み終えたときの達成感がすごい。

  • ファンじゃない人にはあまりオススメはしません

全83件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

星新一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×