女の勲章(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.55
  • (35)
  • (59)
  • (92)
  • (9)
  • (5)
本棚登録 : 672
感想 : 43
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104386

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2007/11/25読了

  • 服飾学校を立ち上げた式子と三人の若い女性の弟子たち、マネージャーの八代銀四郎が妬み合い裏切りあってのしあがろうとする物語。
    女ってやだなあと思いながらのめり込んで読んでしまった。何十年前の作品とは思えないリアルでドロドロした人間関係に引き込まれる。

  • いやー、、、最後が刺激的すぎて、、、僕はダメでした。。。

  • ここ(上巻)までは銀四郎の強引なマネジメントと女性陣を束ねるリーダーシップで順風満帆に見える。このままハッピーエンドとなるわけもなく、下巻でいかなるどんでん返しが待ち受けているのかワクワクしています。

  • 生き馬の目を抜く、デザイナー業界でのし上がっていく式子。
    利用し、利用され、男に翻弄されながら、徐々に力強くなっていく。
    女同士の欲にまみれた、ドロドロの関係。
    男と女の打算的な関係。
    全てにおいて、読み応えあり。

  • ドラマを見逃したので読んでみた。ドラマ観たかったな。

  • 大阪船場の羅紗問屋に生まれた式子は、洋裁の道を選びデザイナーとして弟子を持ち、洋裁学校を建てるまでになる。
    いつの間にか学校に出入りするようになった銀四郎が式子のマネジメントを買って出ると、飛び抜けた商才で瞬く間に式子を服飾界のスターダムに押し上げるが…。
    若い女たちの欲望を利用し自在に操る銀四郎。
    流されることに危惧を持ちながらも虚飾の世界に溺れていく式子。
    前半は疾走していく式子と学院を描き、後半は銀四郎劣勢へと転じるかと思わせながらも驚きの結末が待っている。
    普通の小説のように勧善懲悪のようにはならない、シビアな展開だった。

  • 読了。
    オンナの闘いはこれから?感想文は、下巻を読了してから。

  • 手持ちの豊子先生未読本はこれが最後。読むのがもったいなくてずーっと積読でした。
    ファッション業界という華々しい世界を描いたのは珍しい。女性が活躍し女性が多い場所で、生まれるものは斬新なアイディアだけでなくドロドロの愛憎劇だった。

    ドロドロのまま下巻へー。

  • 山崎豊子を本格的に読むのは初めて。
    難しいかと思ったけれど、割合読めた作品。

全43件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

山崎豊子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×