江分利満氏の優雅なサヨナラ (新潮文庫 や 7-28)

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  • Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101111285

感想・レビュー・書評

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  • 著者の死まで『週刊新潮』で連載された「男性自身」の最終巻を文庫化したものです。

    著者らしいユーモアに満たされたエッセイです。吉行淳之介や高橋義孝といった著者が尊敬していたひとたちの死に接して、しだいにみずからの老いを意識するようになる経過が書かれています。自己の死に直面する著者の心の揺れ動きが飾ることなく示されており、ユーモアとともに胸の痛みをおぼえました。

著者プロフィール

1926年東京生まれ。小説家、随筆家。『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞受賞。おもな著作に31年間連載したコラムをまとめた「男性自身」シリーズ、『血族』『居酒屋兆治』など。1995年没。

「2014年 『ぐつぐつ、お鍋 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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