少しだけ、無理をして生きる (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101133379

感想・レビュー・書評

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  • 真のリーダーは、逆境に会いながらも、乗り越えている。腐らず自己研鑽を怠らなかった。耐える、耐えろ、一歩ずつ。

  • 一回の「大変」よりも継続的な「小変」。近頃仕事でもよく使う言葉だが、「無理」についても同。大きな無理を一回だけするのではなく、小さな無理、そのかわり常に自分をそういう状態に置く。それこそ人生の本懐(←表現パクリました)。本書の中で紹介される偉人のような生き方は当然できない。でもそれに近づくことはできる。そのためには、ちょっとだけの無理。それにしても城山先生の人の良さを見抜く慧眼さには常に敬服する。三省堂プレイバックベストセラーズの肩書はダテではなかった。

  • 人はどう生きるべきか、ということを考えるヒントとなる本。この本の中で紹介されている魅力的な人物に共通していることは、常にアンテナを高く張り、熱心に勉強すること、人の話をよく聞き吸収すること、一人の時間も大切にすることであると感じた。これは、私も心がけて生きていきたいと思う。
    また、少しだけ無理をして生きることで成長することができるという考え方は、これから働いていくうえでの後押しとなってくれると思う。自分にはまだまだ覚悟が足りず、いつも逃げたい気持ちでいっぱいだけど、厳しい状況のときこそ、これが成長の糧となると信じて、腹を括って取り組んでいかないといけないと感じた。

  • 歴史上著名な人物の生き方。
    自分の為だけでなく、国や人を思う気持ちが美しく、
    また潔く、真っすぐな真摯な態度に心を打たれます。
    勿論遠く及ばないけれども、志だけは真っ直ぐ持って生きて行きたい!

  • 人間いかに生きるべきかといったテーマに関して、明治〜昭和の時代に生きた人物を題材に描いた。これはまた読み返す本になる。折にふれて再読していきたい。

  • とても感銘を受けました。
    やはり私は昭和な人なのだと思います。
    この書に出会っていなかったら、広田弘毅は
    A級戦犯で死刑になった政治家でしかなかったと思います。
    人の数だけ、人生があるのだと感じました。

  • 信念を感じ取れる本

  • 2015年1月

  • 少しだけ無理をし続けることで、人間が成長するのは、たぶん確かなことだろうと思う。
    取材に基づく偉人たちの含蓄のある言葉は、今こそしっかりと身に刻み、今の世を見据える助けとしなければいけない気がする。
    時には、こんな本を読んで、自分の進む道のよすがとしたいところだ。

  • 城山さんが『雄気堂々』の渋沢栄一、『落日燃ゆ』の広田弘毅、そして『男子の本懐』の浜口雄幸などを紹介しながら「少しだけ、無理をして生きる(⇒先輩作家からのアドバイス)」ことを語りかけている。いずれも大好きな作品なので一気に読むことが出来た。それにしても城山さんの描く男らしい(あえて「男」と記す)生き方に憧れる。

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著者プロフィール

1927年、名古屋市生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。57年『輸出』で文學界新人賞、59年『総会屋錦城』で直木賞を受賞。日本における経済小説の先駆者といわれる。『落日燃ゆ』『官僚たちの夏』『小説日本銀行』など著書多数。2007年永眠。

「2021年 『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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