桃色トワイライト (新潮文庫)

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  • 新潮社
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感想 : 207
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101167596

感想・レビュー・書評

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  • 私の友が「覆面作家」として書いてるのでは?
    いつもしをんさんのエッセイを読むと、そう思ってしまう。

    ノリの良さ、どこかにいってしまう妄想、今回でいうとオダ○ョーへの熱の入れ方、どれも何となく友に似てるんだよなあ。弟もいるし。

    そう、しをんさんが「三国志」にハマらん女子はいない!ということで読んでみたのだが、私には難しく序盤で挫折...。それにホ○漫画(本文通りの記述)も、まだちょっとハードル高いかなあ...。

    友と笑って話してるみたいで、面白かったです!

    • にゃんちびさん
      へぶたんさん

      これですね!エッセイ!
      私も読んでみますー!楽しみ☺︎
      へぶたんさん

      これですね!エッセイ!
      私も読んでみますー!楽しみ☺︎
      2024/03/20
    • へぶたんさん
      にゃんちびさん

      表紙が松苗あけみさん絵の本を、3冊見つけたんですよ。そして2冊読破。
      まだ1冊手元に〜\(//∇//)\今から読みますよ〜...
      にゃんちびさん

      表紙が松苗あけみさん絵の本を、3冊見つけたんですよ。そして2冊読破。
      まだ1冊手元に〜\(//∇//)\今から読みますよ〜♪
      2024/03/20
  • 「乙女なげやり」のレビューで「乙女」と「なげやり」の言葉の合体について書いたのだが、今回のタイトルは「桃色トワイライト」だ。
    これは、しをんさん曰く「少女漫画タイトルの法則」によるものらしい。
    「ひかえめレモン」「恋色メタモルフォーゼ」「ゆびさきミルクティー」「ときめきトゥナイト」「きもちフルムーン」
    名詞を二つ重ね合わせると、なんじゃそりゃという珍妙さが生まれる。
    そういうことで、意味が分からないが、何となくいかがわしくて、何かが起こりそうな予感の『桃色トワイライト』に決めたそうだ。

    三浦しをんさんのエッセイは抜群に面白い。
    だが、その面白さを伝える言葉が出てこない。
    こんな表現力のなさをもどかしく感じていたら、解説の岸本佐知子さんが的確に書いてくれていたので一部を抜粋する。

    ---ココカラ→
    三浦しをんのエッセイの最大の魅力は、何といってもライブ感だ。
    次々に流れては過ぎていく〈今〉をはしっとつかみ取ってくる、その運動神経のよさ。
    そうやってつかみとってきた〈今〉にあやまたずツッコミを入れていく、キレキレの言葉芸。
    うかうかしていると、思いもよらないときに思いもよらない角度から思いもよらない語彙のツッコミが飛んできて、飲んでいたお茶を盛大に吹くことになる。
    ←ココマデ---

    三浦しをんさんの「爆笑エッセイ」読破を目指して、2005年出版の本作まで達した。
    2008年の「悶絶スパイラル」と2012年の「お友だちからお願いします」は読んだので、
    次は2009年の「ビロウな話で恐縮です日記」を読みます。

    # 最近は2000年~2010年頃の本もよく読んでいる (^-^)♪

  • しをんさんの日常、こんなにすごいのか!
    笑いの絶えない1冊.

  • 2004年~2005年にウェブマガジンに連載されたエッセーを収録。

    抱腹絶倒の爆笑エッセー。変幻自在に躍動するコトバの数々。そう言っちゃうの、と言うくらい誇大な表現が全く不自然じゃない。内容がある意味とても濃かったのに、消化不良にもならなかった。

    こんなに笑ったのは大宮エリーのエッセー以来。もっと読みたいな。

  • 登録1冊目は過去に読んだ(といっても数か月前なのだが)『桃色トワイライト』を選んでみた。何故なら、手元にあって尚且つ「三浦しをんさんって友達になりたい作家さんナンバーワンだな」と勝手な親近感を得たから。そう大した理由ではない。特に『仮面ライダークウガ』について熱く語るくだりは、仮面ライダーをうろ覚えな自分にもヲタク魂を燃え上がらせられた。こうして『乙女なげやり』に始まって、三浦しをんさんのエッセイへとずぶずぶハマりこんでしまい、「一生の不覚だ……」

  • 気楽に楽しく読めるけど、妄想についていけない…

  • 生まれて初めての合コンで『新選組!』を語る、クリスマスイブに実家でイモの天ぷらを食す、非常にモテる男友だちの失恋話に相槌を打つ―思わず自分でツッコミを入れてしまう微妙さに懊悩しつつ、それでもなぜか追求してしまう残念な感じ。異様にキャラ立ちした家族や友人に囲まれ、若き作家は今日もいろいろ常軌を逸脱中。爆笑と共感がこみ上げる、大人気エッセイシリーズ。
    「BOOK」データベース より

    電車の中で読んでしまい、盛大に噴出してしまい、ゴホゴホと咳をしてごまかしてみたが、面白すぎて顔の筋肉が緩むので中断するも、続きが読みたいのでマフラーの中に顔を埋めて読むしかなかった.

  • 電車で読むとニヤニヤして怪しい人になってしまうけど
    この人ってエッセイと小説で全く持ち味変わるよね。

    どちらも好き。
    こんな偉大な姉のことを「ブタさん」と呼ぶ弟さんとの
    掛け合いもいい。

  • 森田さんとのやり取りを夢中で書いていたせいで電車にかばんを忘れたり、「ゆびさきミルクティー」に大ウケして自らあらすじを考えてしまったり、予想を軽々と越えていくおもしろさに笑いすぎてちょっとよだれが出た。家以外の場所では読めないことで有名なしをんさんのエッセイは、しかも「新撰組!」や「仮面ライダークウガ」などの時事ネタも色あせることなく生き生きと読ませてくれる。物陰カフェが実現しますようにと他力本願な祈りをささげつつ、こういうときのためのネットとばかりに「ゆびさきミルクティー」を検索し、題名の由来を知った。

  • はあ、癒される。賢い人の面白い日常を覗くことはこんなに楽しい。生きてる文章を書けるってすごいぜ。
    「ゴー・トラ」談義のレベルの高さに頭が下がります。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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