- Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101223230
感想・レビュー・書評
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電子書籍で読了。
親子三代にわたる警官の姿を、戦後の昭和史と絡めながら描いた長編警察小説。
終戦直後の警察の成り立ち等がわかる祖父の章はそれなりに面白かったが、大長編の割には全体的にあっさりし過ぎている感があり、少し期待はずれ。
「このミス」で一位となる程の評価の高さの理由が、今ひとつ理解できなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かったので一気読み。
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素晴らしい! 上下巻一気に読み終えてしまった。
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終戦後から三代にわたって警官になった家族の話。ミステリーというよりド歴史小説。時代背景や世間を騒がせた事件を織り込みながら、警察という一つの組織のなかで働く人間を骨太な文体で書く。
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父子3代にわたる警察官の大河小説。おもしろかったし、3人それぞれのドラマがあって、読みごたえはあった。けど、2代目、3代目のドラマがどっちも現実離れし過ぎていておなかいっぱい。肝心の謎の部分がいまいち浅く、謎解きもあっさりな感でちょい肩すかし。「警官の血」というのは父子の絆であると同時に、おまわりさんから官僚、正義の味方から汚職警官まで「警官の性」とも読めるかな?と思った。
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和也の章からがすごかった。たたみかけるようにエンディングにもっていく。祖父や父とは違うタイプの警官になったが、二人の血が濃く受け継がれた結果がこうなったのもまた面白いものだ。
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上巻よりスラスラと読めた。
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事件の真相そのものは、そんなものか、という感じだった。
ただ、三代目にあたる和也の“血”が評価されるくだりや、
最終的にたくましさを身につけてゆく過程はとても感慨深い。
初代、二代目を知っているだけに・・・