警官の血 下 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2017
感想 : 170
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  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101223230

感想・レビュー・書評

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  • 電子書籍で読了。
    親子三代にわたる警官の姿を、戦後の昭和史と絡めながら描いた長編警察小説。

    終戦直後の警察の成り立ち等がわかる祖父の章はそれなりに面白かったが、大長編の割には全体的にあっさりし過ぎている感があり、少し期待はずれ。
    「このミス」で一位となる程の評価の高さの理由が、今ひとつ理解できなかった。

  • 評判通りの面白さ、感動の大河ミステリでした。
    頑張って日記をつけてたのですが、最後の最後にミスって全て消してしまいました…

    とにかく感動巨編!男子、特に息子を持つ父親には絶対お勧めです!

    2008このミス第1位ですが、第2位は『赤朽葉家の伝説』桜庭一樹著です。こちらは親子三代女の物語で、なんだか面白いな…と思いました。
    赤朽葉~はまだ未読なのでいずれ読みたいと思います。

  • 面白かったので一気読み。

  • 素晴らしい! 上下巻一気に読み終えてしまった。

  • 終戦後から三代にわたって警官になった家族の話。ミステリーというよりド歴史小説。時代背景や世間を騒がせた事件を織り込みながら、警察という一つの組織のなかで働く人間を骨太な文体で書く。

  • 父子3代にわたる警察官の大河小説。おもしろかったし、3人それぞれのドラマがあって、読みごたえはあった。けど、2代目、3代目のドラマがどっちも現実離れし過ぎていておなかいっぱい。肝心の謎の部分がいまいち浅く、謎解きもあっさりな感でちょい肩すかし。「警官の血」というのは父子の絆であると同時に、おまわりさんから官僚、正義の味方から汚職警官まで「警官の性」とも読めるかな?と思った。

  • 和也の章からがすごかった。たたみかけるようにエンディングにもっていく。祖父や父とは違うタイプの警官になったが、二人の血が濃く受け継がれた結果がこうなったのもまた面白いものだ。

  • 上巻よりスラスラと読めた。

  • 事件の真相そのものは、そんなものか、という感じだった。

    ただ、三代目にあたる和也の“血”が評価されるくだりや、
    最終的にたくましさを身につけてゆく過程はとても感慨深い。

    初代、二代目を知っているだけに・・・

  • 終戦後すぐに警察官になった父から子、またその子もと、3代続く警察官の話。
    謎が謎を読んで、関連性もわからずこんがらがったまま下巻に突入する。
    文章はおもしろいけど、最後があまりにも呆気なかったので「長い話だったなあ」という印象だけが残った。

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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