天保悪党伝 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101247250

感想・レビュー・書評

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  • 2018.7.2(月)¥180(-2割引き)+税。
    2018.8.4(土)。

  • 天保六花撰を拠り所にした悪人伝。
    アウトレイジではないが、全員悪人!
    しかしこの悪人たちは仲間同士の情に厚い。
    悪人が悪の道で生きるしかない身の定めのさみしさが感じられる。

  • もう無いだろうと思っていた藤沢周平の文庫本が出てきた。やっぱ、買わなきゃ。
    本当ならピカレスク小説なのでしょうが、周平さんが書くとやっぱりおとなしい。主人公達は悪人というより挫折した善人のようです。そういう意味でピカレスク小説としては失敗作でしょうが、ちょっと今までとは違う人情物と思えば、それなりの出来

  • 世話講談「天保六花撰」に材を得た痛快無比の連作長編!

  • 河内山宗俊、森田屋などの「天保六花撰」を、江戸の風景と四季の中に、哀しみを感じる小悪党の世過ぎ点描として描いた連作集。
    市井物とも言えるが、ネタは黙阿弥由来。

  • 江戸時代の講談「天保六花撰」を材にした六つの連作。一気にではなく、七年かけて六篇書いたとのこと。内容が付かず離れずの感がある。2016.4.11

  • 本棚整理のため再読。天保六歌撰を題材にした短編集。
    直侍(片岡直次郎)『蚊喰鳥』
    金子市(金子市之丞)『闇のつぶて』
    森田屋(森田屋清蔵)『赤い狐』
    くらやみの丑松『泣き虫小僧』
    三千歳『三千歳たそがれ』
    河内山宗俊『悪党の秋』
    それぞれ絡んでいる六人の悪党に、馬の沓や政次郎、唐兵衛などの他の悪党たちも出てくる、悪党三昧の本。
    それでも単なる勧善懲悪とかではなくて、悪党たちの日常や鬱屈が散りばめられた、著者ならではの作品ばかりです。

    金子市が一番かっこよかったです。

  • 極め付きのワルだが、憎めぬ連中と本裏表紙のあらすじにあったけれど、全員がそうだというわけでもなく…憎めぬとは言えない人もいた。ともかくワルだー(笑)。

  •  悪党だらけの連作長編。後味の悪い話はなかったです。「泣き虫小僧」「三千歳たそがれ」が好き。
     ラストの締め方に少々面食らいました。打ち切り食らったマンガみたいな「これからもっと大きいなにかがあるのでは」感がすごい。もっと彼らの悪事を読みたいなあと思いました。

  • 用心棒シリーズしか読んだことがなかったので、またひと味違った世界を見せてもらった感じです。江戸時代が舞台の小説はとにかく惹かれてしまいます。どの悪党も憎めなくて、なぜかかわいく思えてしまいました。悪ではなく、悪党というのがみそなのかな。

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著者プロフィール

藤沢 周平(ふじさわ しゅうへい、1927年(昭和2年)12月26日 - 1997年(平成9年)1月26日)
日本の小説家。山形県鶴岡市出身。江戸時代を舞台に、庶民や下級武士の哀歓を描いた時代小説作品を多く残した。代表作として『暗殺の年輪』『たそがれ清兵衛』『海鳴り』『白き瓶』『蝉しぐれ』など。
1971年「溟い海」で第38回「オール讀物」新人賞、1973年「暗殺の年輪」で第69回直木賞、1986年「白き瓶」で第20回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。ほか、菊池寛賞、朝日賞、東京都文化賞を受賞。紫綬褒章を授与されている。選考委員として、オール讀物新人賞、直木賞、山本周五郎賞にも関わった。
映画化された作品も多数あり、特にヒット作としては「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」「蝉しぐれ」「武士の一分」。2010年4月29日、出身地の鶴岡市に「鶴岡市立藤沢周平記念館」が開館した。

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