ギンイロノウタ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1105
感想 : 94
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101257112

感想・レビュー・書評

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  • 学校や家族に馴染めない違和感。歪んだ適応をして醸成された孤独と狂気の世界。それらを五感を使い生々しく表現する。
    彼女の怯えを、不躾に晒される嘲りと蔑み、あるいは憐れみの視線を、行き場の無い衝動に身悶える苦しさを、体感するが良い。全く知らない感覚ということはないはず。

    浸食されて、読んでいるこちら側まで人間不信になりそうです。怪作です。

  • 恐い。

    生々しい表現に目をそらしたくなるのに、頁を捲る手が止められない。

    主人公たちは、いずれもクラスメイト達からは「気持ち悪い」と評価されている、内気な少女。

    その“内”に棲む狂気。

    読了後も、作品の真価を掴みかねている。

    今はただただ、困惑し、圧倒されるばかり。

  • 2015年2月15日読了。

  • どちらの作品の主人公も、スレスレのところで生きている。
    それこそ、この作品はスレスレの暗さだった。もう半歩越えたら、全人類へR指定レベル。
    特にギンイロノウタの有里の殺人へ興味を覚えていく様は、あまりに生々しくて、見てはいけないものを見た気にさえなった。

    でも、その絶望的な暗さ故に最後に一雫だけ差す希望は妙な力強さを持っている。
    読後は頭がピリッと痺れた。
    作者の全身全霊を感じた作品でした。

  • 2作とも主人公病んでるナー
    親もダメダナー

    部分的に好きなとこと
    わけ分からないとこと
    あって読みながら
    無理ーって思ったり
    おもしろーってなったり。

    とりあえず
    違うのも読んでみよ。

    いい気分にはなりません。

  • 「ひかりのあしおと」★★★
    「ギンイロノウタ」★★★★

  • 少女の、あの頃の特有の気持ち悪さと狂気がどうしても他人ごととは思えない。
    読み終わって、自分はもう少女ではないんだ、大人になったんだとホッとしてしまうほど恐ろしかった。

  •  文庫が出たので再読。1回目に読んだ時、とーっても気味が悪くて怖くて、寝付くのが大変だった…そんな衝撃を受けたので、2回目、内容も忘れかけた頃なので楽しみに読んだけれど、再読だからか衝撃が少なくてサラッと読んでしまいました。。。初読が楽しい本なのかもしれません。

  • 不快になって読むのやめてしまった。

  • 140201

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著者プロフィール

村田沙耶香(むらた・さやか)
1979年千葉県生れ。玉川大学文学部卒業。2003年『授乳』で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)を受賞しデビュー。09年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、13年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島由紀夫賞、16年「コンビニ人間」で芥川賞を受賞。その他の作品に『殺人出産』、『消滅世界』、『地球星人』、『丸の内魔法少女ミラクリーナ』などがある。

「2021年 『変半身(かわりみ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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