- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101257112
感想・レビュー・書評
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学校や家族に馴染めない違和感。歪んだ適応をして醸成された孤独と狂気の世界。それらを五感を使い生々しく表現する。
彼女の怯えを、不躾に晒される嘲りと蔑み、あるいは憐れみの視線を、行き場の無い衝動に身悶える苦しさを、体感するが良い。全く知らない感覚ということはないはず。
浸食されて、読んでいるこちら側まで人間不信になりそうです。怪作です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恐い。
生々しい表現に目をそらしたくなるのに、頁を捲る手が止められない。
主人公たちは、いずれもクラスメイト達からは「気持ち悪い」と評価されている、内気な少女。
その“内”に棲む狂気。
読了後も、作品の真価を掴みかねている。
今はただただ、困惑し、圧倒されるばかり。 -
2015年2月15日読了。
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どちらの作品の主人公も、スレスレのところで生きている。
それこそ、この作品はスレスレの暗さだった。もう半歩越えたら、全人類へR指定レベル。
特にギンイロノウタの有里の殺人へ興味を覚えていく様は、あまりに生々しくて、見てはいけないものを見た気にさえなった。
でも、その絶望的な暗さ故に最後に一雫だけ差す希望は妙な力強さを持っている。
読後は頭がピリッと痺れた。
作者の全身全霊を感じた作品でした。 -
2作とも主人公病んでるナー
親もダメダナー
部分的に好きなとこと
わけ分からないとこと
あって読みながら
無理ーって思ったり
おもしろーってなったり。
とりあえず
違うのも読んでみよ。
いい気分にはなりません。 -
少女の、あの頃の特有の気持ち悪さと狂気がどうしても他人ごととは思えない。
読み終わって、自分はもう少女ではないんだ、大人になったんだとホッとしてしまうほど恐ろしかった。 -
文庫が出たので再読。1回目に読んだ時、とーっても気味が悪くて怖くて、寝付くのが大変だった…そんな衝撃を受けたので、2回目、内容も忘れかけた頃なので楽しみに読んだけれど、再読だからか衝撃が少なくてサラッと読んでしまいました。。。初読が楽しい本なのかもしれません。
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不快になって読むのやめてしまった。
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140201