汽車との散歩 (新潮文庫 み 10-8)

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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101268088

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  • 1974年~1986年に書かれた随筆を収めた1冊。

    元々ある種の"枯れた"味わいが魅力の宮脇先生、短文ではその淡白さが一層際立っていますが、それゆえちょっと物足りなさを感じるのも事実。とは言え、そこかしこに織り込まれた鋭い視線や皮肉めいた繰言に、やっぱりクスリとさせられます。

    それにしても、巻末の「発表誌紙一覧」が実に面白い。
    鉄道紀行専門の看板を掲げておきながら、その寄稿先は実に多岐にわたっています。なんで歯の話なんか唐突に始めたんだと巻末を見て、ああナルホドと納得してみたり、こんな雑誌からオファーがあるのかと驚いたり。
    作家先生って、大変な稼業なんですねえ。

  • 13/08/03、ブックオフで購入。

  • この本も古本屋で購入。
    池袋のブックオフで宮脇さんの本を見かけたので何冊かまとめ買いした本の中の一冊です。

    今は寝台車が殆どなくなってしまったので一度は乗ってみたいとおもうのですがあまり機会がないかなあ。
    大阪や名古屋に行く機会があってもつい新幹線(しかものぞみ)を使ってしまうし。時間を気にせずゆっくりと各駅停車のたびを楽しみたいものですが… 

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著者プロフィール

宮脇俊三
一九二六年埼玉県生まれ。四五年、東京帝国大学理学部地質学科に入学。五一年、東京大学文学部西洋史学科卒業、中央公論社入社。『中央公論』『婦人公論』編集長などを歴任。七八年、中央公論社を退職、『時刻表2万キロ』で作家デビュー。八五年、『殺意の風景』で第十三回泉鏡花文学賞受賞。九九年、第四十七回菊池寛賞受賞。二〇〇三年、死去。戒名は「鉄道院周遊俊妙居士」。

「2023年 『時刻表昭和史 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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