ホワイトアウト (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3978
感想 : 361
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  • Amazon.co.jp ・本 (637ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101270210

作品紹介・あらすじ

日本最大の貯水量を誇るダムが、武装グループに占拠された。職員、ふもとの住民を人質に、要求は50億円。残された時間は24時間!荒れ狂う吹雪をついて、ひとりの男が敢然と立ち上がる。同僚と、かつて自分の過失で亡くした友の婚約者を救うために-。圧倒的な描写力、緊迫感あふれるストーリー展開で話題をさらった、アクション・サスペンスの最高峰。吉川英治文学新人賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 「ダイハード」、何度殺しても死なないタフなヤツ。
    まさに日本版ダイハード。ブルースウィルス主演のダイハードを観た時のハラハラMAXのあの感覚が蘇ってきた!

    スタートからグッと心をつかまれ、スピーディーに物語りは展開される。もし物語に音楽のようなリズムがあるならば、
    だんっ!!ったった、だっ、だっ、だだばばぁーん!びたっ。って感じ。

    7つの発電所と日本最大のダムを占拠したテロリストを相手に
    猛吹雪の中、ダム管理員の富樫が1人、人質救出の為に立ち向かう。

    山男•富樫は、武器を手に何度も襲ってくる敵と戦うだけでなく、自然とも戦い、自分とも戦う。このダイハードでタフな富樫のラスト…ほんとぉぉぉに良かった!


    この本は池袋の梟書茶房のシークレットブックコーナーで購入した本。

    本とコーヒーが大好きな2人の店主が本の表紙とタイトルを隠し、それぞれの本の感想とオススメの理由だけを書いてある。
    背表紙に番号がふってあり、私の選んだ本は286番だったのだけど、『この本が好きだったら0313番もオススメ!』と次のオススメのシークレットブックも紹介されている。


    店主が厳選した本が店内に並び自由に読め
    席は本や作業に集中したい人用のスペースと、グループで来ても楽しい時間を過ごせるスペースがある。
    先日、会社帰りに電車がとまっていたのでふらっと立ち寄ったけど、やっぱり大好きな空間。

    • 松子さん
      どんちゃん、ひろっ、おつかれぃ(^^)
      そうなの梟書茶房さん、おしゃれで落ち着く空間で、ミステリーブックは本を開く時ワクワクするんだよ。
      わ...
      どんちゃん、ひろっ、おつかれぃ(^^)
      そうなの梟書茶房さん、おしゃれで落ち着く空間で、ミステリーブックは本を開く時ワクワクするんだよ。
      わたしは美味しいとんかつ屋さんオススメされたい♡(〃ω〃)
      2024/04/21
    • aoi-soraさん
      梟書茶房
      行ってみたいお店だよぉ〜
      いつでも行けそうで行けない(笑)
      私もオススメされたいな(⁠θ⁠‿⁠θ⁠)
      梟書茶房
      行ってみたいお店だよぉ〜
      いつでも行けそうで行けない(笑)
      私もオススメされたいな(⁠θ⁠‿⁠θ⁠)
      2024/04/23
    • 松子さん
      あおちゃん、シークレットブックオススメです。
      店主のレビューから、あおちゃんがどんな本を選ぶか気になるわっ(≧∀≦)
      機会があったらぜひ〜♡
      あおちゃん、シークレットブックオススメです。
      店主のレビューから、あおちゃんがどんな本を選ぶか気になるわっ(≧∀≦)
      機会があったらぜひ〜♡
      2024/04/23
  • 先が気になりすぎて、気づいたら一気読みしてた!
    主人公の立ち向かう勇気と男気に背中を押されるような気持ちだった。
    犯人は誰なのか、最後の最後で私の想像を超えてどんでん返しされた気分。
    主人公や主人公の友人の婚約者のラスト以降のストーリーまで想像してしまう。

  • 犯人側のトリックが判明されるまでは面白い展開だけれど、最後は少し無理やりにエンディングを迎えた感じになった。

  • ダムの施設のことが分からないと、少し難しい。
    何となくは分かるけど。

  • 20240212

  • 2024/02/05-02/16

  • 夫の友人からお借りしました。

    雪深い山奥にある日本最大級の貯水量を誇るダムを占拠し、ふもとの住人を人質に50億円を要求するテロリストに対し、一人のダム運転員が、過去に自分の過失のせいで死なせてしまった友人の婚約者と同僚達を救うために奮闘する、というストーリーです。
    まるでハリウッド映画を観ているかのような緊迫感とスピード感溢れる展開に引き込まれ、エンタメ性抜群、一気読み必須です。
    主人公の超人的体力と強運に目をつぶれば、テロリストの計画も凝っているし、雪山の温度感まで伝わる描写力も素晴らしく、楽しめると思います。
    しつこいけど、ブルースウイルス顔負けの超人さを気にしなきゃ、ね(笑)

  • 再読

  • 日本最大のダムがテロリストに占拠される
    難を逃れた運転員が立ち向かう

    改めて読み直してみて、描写力が素晴らしい作品だなと思いました。山登りが好きなことも理由かもしれませんが。
    地の利だけが頼りのダムの運転員が、テロリストの猛者たちを相手に奮闘する姿に次はどうなるのだろうと読み進めました。
    犯人たちの行動も気になる

    作品の背景的にはインターネットや携帯が流行する前の時代。アナログ感を感じながらも、無骨な冨樫の行動に感動。

    織田裕二出演の映画は見たことがないので、機会があれば見てみたいです。

  • 最初から最後まで緊迫感が続き、それがとっても面白かった!これは傑作!

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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