- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101270616
作品紹介・あらすじ
宮本武蔵の弟子・伊織は亡き母を蘇らせる外法に失敗、弟が白狐と化してしまう。人間の姿に戻るべく、本物の外法使いを探す兄弟が辿り着いたのは、夏の陣に揺れる大坂城だった。妖術で徳川家康に応戦していた淀殿は、豊臣秀吉や織田信長を復活させ大騒動に。襲いかかる物の怪から弟を守るため、伊織は妖刀村雨でもののけたちをメッタ斬り。愉快痛快、新感覚時代小説。文庫書下ろし。
感想・レビュー・書評
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宮本武蔵の弟子だがまだ子供の伊織は、武蔵の家で見つけた謎の書物の外法で母親を生き返らせようとしたがうまく行かず、弟は『鬼火』という白狐に変えてしまった。そこで、様々な人が出入りする徳川家康のもとで弟をもとに戻すため、外法使いを探すのだが…。
畠中恵『しゃばけ』みたいなシリーズのようで、これより前はなさそうなのだが、どうやら続きがある模様。まあそうだろなあ、なんか中途半端に始まって、中途半端で終わった感がある。入りは内田康夫か白土三平かで見たような話であるが、どうにも掴まれず、武蔵との話でもしてくれたらよかったのに。
おこうとおユキという2人の少女が何かというとキーになっているが、伊織とのからみはそれほど深くもないため、それぞれ別のストーリーを見ているように見える。
メインとなる大坂冬の陣は、気がついたら始まっており、そこで今回の「もののけ」がようやく動き始めるが、最初の作品であれば、ちょっとしたエピソードを2つ3つ先に書いてあってもよかったと思う。助走が十分でないままメインディッシュに突入してしまって、消化不良で終わった。
たくさんのキャラクターを出して、かなりのドタバタ具合で展開するも、走り読みしても情景が想像できる辺りは、文章の丁寧さが現れているだろう。ただ、全体に子供っぽいかなー。
薄く、軽かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
続きは読まなくても無問題。
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亡き母親を生き返らせようとして失敗し
弟が白狐になってしまった少年・伊織
弟を人間に戻すために下法使いの力を借りようとする
うん、まんま「ハガレン」の江戸ファンタジー版ってところ
蘇った織田信長やら、オネエの真田幸村やら(笑)
コレは小説よりアニメ向きかなぁ -
誰が買ったのかわからないがお家にあった本を読みましょうシリーズ。
裏表紙も読まず、タイトルだけで江戸庶民時代小説と勝手に決めつけて読み出した。
違った。
ナルトであった(O_O)
忍びが出演、後半、穢土転生まで発動。
そして九尾登場( ^ω^ )
でも、単純に面白かったので、続編があるらしいので機会があれば読んでみよう。
解説を読んで…
ナルトではなく、鋼の錬金術師なのだそうだΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
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軽め。
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例えるなら、各駅停車にのっている感覚。
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シリーズの1巻目。
さくさく読めてキャラクターも魅力的でした。時代小説ではなくあくまでファンタジー的で若者向けな印象です。鋼の錬金術師を意識しているのかはわかりませんが、今後≪鬼火≫が気になります! -
死んだ母を蘇らせるため、兄弟は外法に手を出した。代償に、弟は人間の姿を失う。弟を元に戻すため、兄は外法使いを探す。「小さい」と言われるとキレる。気の強い幼馴染のサポートもあり。
すみません、それどこの錬金術師。しかし、伊織は別に外法使いではないんです。宮本武蔵の弟子、つまり剣士。時代は大坂夏の陣。家康も淀殿も幸村も出てきます。時代物というよりは戦国ファンタジー。歴史に詳しくなくとも何ともない。戦国好きはとりあえず、読んでおくべき、かな。 -
序、はこれからなにか起きるかも?という予感でわくわくさせられて良かったんだけど
ぞろぞろ、出てくる頃には、何でもありで驚きも薄くなり…
登場人物たちはおもしろいだけに、もっと活かし方があったのでは?と惜しい気持ちに -
壮大な登場人物と設定なのに、肝心のお話しがいまいち…。