- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101283791
感想・レビュー・書評
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とにかく怖かった。本ばっかり買って読んでないで、ちゃんとお金が貯めて人間関係も大事にしようと思った。でも逃げ場ない。
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2020.07.25 朝活読書サロンで紹介を受ける。
http://naokis.doorblog.jp/archives/reading_salon_158.html -
こんなにも高齢者の中に、少ない年金で医療をきちんと受けることも出来ずに生活している人がいるとは…
私が定年になるのはまだもう少し先だけれど、今より良くはならないでしょう。
どちらかというと悪くなるでしょう。
お金って持ってる方がいいのか、悪いのか良くわからなくなってきました。
老後に向けて貯めていても、それではきっと足りないでしょう。
その後にはどんな生活が待っているのか…今後ますます老後破産は増えていくでしょうし、介護の問題も大きくなるでしょう。
不安が募ります…
2019.11.3 -
超高齢化社会での「老後破産」が急増しているという。高齢者の多くが一気に破産状態に陥るわけではない。病気やケガなど高齢になれば誰でも起こり得るが、一人暮らしで国民年金が唯一の収入となると、医療費や介護費用は重い負担となる。やがて生活が困窮し、家を売却したり預金を使い果たしたりすることで「老後破産」に直面する。生活費を切り詰めた節約には限界があり、命の危険を伴う。〝健康で文化的な最低限度の生活を営む権利〟(憲法25条)と対照的な過酷な高齢化社会の現実を見せつけられる衝撃のルポルタージュである。
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東京都港区の老人が老後に破産し、苦しい生活状況が描かれている。老後年金問題とも合わせて考えさせられる。
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超高齢化社会を迎えた日本で、急増する「老後破産」の過酷な現実を克明に描いた衝撃のノンフィクション。
食費は1日100円、病院に行く金もなく、話し相手はカラスだけ。懸命に生きてきた人生の終盤の現実が、虚しすぎて言葉にならない。自己責任なのか国家の制度に問題があるのか。現在の現役世代が備えるべきことは何なのか。その辺をもっと突っ込んでほしかった。 -
一握りの準備万端の層を除き誰にも起こり得る老後破産という現実。社会の移り変わりに追いついていない社会保障制度の設計の不備・綻びという問題はあるが、本質はもっと根深いところにある。それはゆとりがなくなりつつある日本の公助、共助の限界。若い頃放蕩を尽くしたような人には責任を問うて見捨てる?コツコツ働いてきたのに介護や体調不良で貧困に陥った責任のない人は助ける? 選別はできないしそもそも選別しても増え続ける高齢貧困者を助ける体力が日本に残っているのかという問題が…
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今の問題は将来の課題、金融機関としてできることがあるのではないか
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生活保護受給者以下の年金生活者の実態を描いており、未婚化・独身化が進んだ日本では、このノンフィクションが他人事と言い切れる人は少ないはずであり、全世帯が読むべきと言っても言い過ぎでない。
このノンフィクションが、過去の話にならなければ日本に未来はない。
この論点へスポットを当てた、NHK、本当に素晴らしい。
生活保護保護以下の必要最低限の年金で、食費も事欠く貧困に落ちてしまった人達の、迷惑をかけたくないなどの自責の本音は、心に刺さり、そして、自己防衛を真剣に考えるきっかけとなった。
運用しましょう!貯金しましょう!保険入りましょう!というオチの巷に溢れたファイナンシャルプランナー兼、評論家の著作よりも役に立ちます、この作品は。
投機ではない貯金や生活拠点たる自宅所有は認めない生活保護の申請要件は、即刻見直しをすべきです。