ドナウの旅人(上) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (466ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101307039

感想・レビュー・書評

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  • 名作だと思います。

  • 壮大な逃避行のお話。下巻が少し気になる。旅行の最中に読むのがおすすめ

  • 「楽しい劇であろうと、哀しい劇だろうと、平凡な劇であろうと、劇のない人生に真のしあわせなんかありませんよ。そして劇は偶然に訪れたりしないわ。さあ、準備をしなさい。忘れ物はない?」

  • ドナウ川沿いを旅をしてる気分になった。
    海外旅行へ行きたい。地理をもっと知りたい。それぞれの国の状態を知ってたら、もっと楽しめるかも。

  • 宮本輝は、中学生の頃に「錦繍」を読んでものすごく泣けて、以来の読書。
    本編は上・下巻に分かれる長編。
    ドナウ川に沿って旅をしていく物語。
    愛とは、生きるとは、人間とは、とつくづく考えさせられる。
    情景描写はとにかく美しくて、ドナウ川や流れている各国に旅してみたくなる。
    上巻でかなり話が進んだ感じがするが、下巻ではどんな進展と結末が待っているんだろう?!ワクワク。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    夫を捨てて、突如出奔した母・絹子。「ドナウ河に沿って旅をしたい」という母からの手紙を受け取った麻沙子は、かつて五年の歳月を過ごした西ドイツへと飛ぶ。その思い出の地で、彼女は母が若い男と一緒であることを知った。再会したドイツの青年・シギィと共に、麻沙子は二人を追うのだが…。東西ヨーロッパを横切るドナウの流れに沿って、母と娘それぞれの愛と再生の旅が始まる。

  • インターネット上で高評価だったので、試しに買って読んでみたのですが、とても満足しています。

    この作品で中欧、東欧に興味を持ちました。
    読んだ当時は大学生で、道雄という「不思議な雰囲気を醸し出す青年」に憧れて、あぁいう雰囲気の大人の男になりたいと思っていました。

  • 宮本氏の作品は好きだが、何故か今まで読んだことのない作品を図書館で見つけて。
    ドナウ川を巡る東欧諸国の旅は非常に素敵なのだが、いかんせん物語の展開が遅い。遅すぎる。。。
    紀行もののエッセイと割り切って読めないこともないのだが、エッセイにしては分量が多すぎるだろうw
    果たして、下巻を読みきることができるだろうか・・・?
    2016/12

  • 「目をさますごとに夜が明け始めていた。」

  • アムシュタイン夫人がとても素敵。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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