ドナウの旅人(上) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (466ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101307039

感想・レビュー・書評

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  • この小説を読んで中欧へ旅行しました。
    小説には出てきませんが、プラハの街に感動しました。。

  • 上巻読了。

  • 麻沙子の母 絹子は「ドナウを旅したい」という手紙を娘に残し、
    夫を捨てて家を出る。
    絹子は17歳年下の愛人 長瀬道雄とともに西ドイツに向かっていた。
    麻沙子も母を追って西ドイツに向かい、かつてのドイツ人の恋人シギィと再会する。
    母と長瀬、そして母を見つけた麻沙子とシギィの4人は、
    ドナウ川を下る旅に出る。
    この2組の男女の心境の変化と成長が異国の人々・風景とともに描かれている。
    ミステリー仕立てになっていて、とっても読みやすい。

    18年位前、初めて読んだ時とは違う感想を持った。
    前回も今回もドナウ河沿いの風景やそれぞれの国が持つ雰囲気、
    その時代が持った共産圏の空気も感じて、
    ますます憧れが強まったのは違いがないが、
    20代で読んだ時は娘 麻沙子の視線で読んだが、
    今回は50代の母親の視点で読めた。
    設定はどうであれ心境などとっても理解できるし、
    こんな行動をとる女性の感覚が自分にないとは言えない。
    (やるやらないは別の問題)
    良い悪いではなく、経験ってとっても大事なんだと思う。
    やっぱり経験して始めて自分を見つめることになるんだ。
    私はまだまだだ。

  • 初版が1985年。初読みはそのときだろう。絹子は八千草薫が適役だな、なんて思ったのか思わないのか覚えていない、麻紗子は誰を思い浮かべたのか。そもそも映画化・ドラマ化されたのかも覚えていない。でも、ひきつけられる。母親の逃避行に自らの捨てた恋の再生を重ねるなんてストーリーもいいなあ。

  • 20代では読めなかった。
    20年後の今、引き込まれた。

  • ちと長いと感じた。最後まで作品に薄いブルーがかかった印象。

  • 長いお話。
    途中、登場人物の心情が濃すぎて苦しくなったけど
    読み終わった後は清々しさがあった。

  • 宮本輝は読み出すといつも止まらない。読み出すタイミングを計らないと翌日エラいことに。。。 どの本も、いつも心にひっかかる文章が見つかる。

  • 情報科教員MTのBlog (『ドナウの旅人(上)』を読了!!)
    https://willpwr.blog.jp/archives/51321341.html

  • 麻沙子ちゃんが可愛いと思います。うん。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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