5万4千円でアジア大横断 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.18
  • (10)
  • (26)
  • (67)
  • (12)
  • (6)
本棚登録 : 388
感想 : 46
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101315515

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 移動手段はバスのみ。そんな条件で、東京からトルコのイスタンブールまで、アジアハイウェイの走破を目指す。

    そんな冒険野郎なトンデモ旅を実行するのは50歳を過ぎた旅行作家。

    旅に飽きているのか、年齢のせいなのか、今回の旅への意気込みや目標はコレといってない。著者を旅に駆り出すのは、雑誌編集者に頼まれたから、しょうがないというヤレヤレ感。

    「自分を変えたい」、「世界の民族と交流したい」って感じの野心があっても良いようなもんだけど、「この老体で、なんでこんな目に」というボヤキが全編を通して、哀愁感を誘う。

    足も伸ばせない狭い席のオンボロバスに揺られては哀しみ、運良く空調完備の革張りシートの高級バスに座れたことを無上の喜びとする。各国の名所観光なんて2の次。考えることはただ、次のバスの乗り継ぎだけ。

    そんな地味で過酷な27日間、54,000円のバス旅行記。

  • いやいや、とても面白く読むことが出来ました。行く先々でのトラブル!これぞ旅の醍醐味です。素人の私にはとてもマネが出来ない旅ですが、とても羨ましく感じて読んでました。ただ、移動するだけの旅・・・・。バカバカしいけれども、やっぱり羨ましいですね。こういうことが出来る人って。

  • これ普通にやりたい。
    この人たぶんGダイアリーの人w

著者プロフィール

1954年(昭和29)長野県生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応義塾大学卒業後、新聞社勤務を経てフリーに。『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)でデビューし、以後、アジアを主なフィールドにバックパッカースタイルで旅を続け、次々と著作を発表している。『週末ちょっとディープな台湾旅』『週末ちょっとディープなタイ旅』(朝日新聞出版)、『旅がグンと楽になる7つの極意』(産業編集センター)、『沖縄の離島 路線バスの旅』(双葉社)など著書多数。

「2023年 『旅する桃源郷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

下川裕治の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
白石 昌則
デールカーネギ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×