風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.84
  • (74)
  • (156)
  • (117)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 1060
感想 : 90
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425481

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 季節感
    音道 滝沢 コンビ

  • 最後にバタバタと結末を迎えた感じでした。

  • 090218

  • (上巻から続く)

    あえて難を言えば、
    前作で書かれた滝沢家の家庭の事情、
    そしてそれに音道刑事が巻き込まれたことに関する話が、
    不自然なくらい全くでてこなかったことが、
    謎だ。

  • 女刑事音道貴子が活躍する長編ミステリー。
    滝沢刑事とのコンビ再び。

    複雑に絡み合う謎。事件が解決に向かうにつれ、明らかになってゆく悲しい事実。
    登場人物達の心の動きを丁寧に描きつつ、事件解決まで緊張感ある展開で飽きさせない。
    読み応えあり。

  • 凍える牙からの乃南アサ2作目。音道・滝沢コンビの息がピッタリになっていく様子や、2人の掛け合いが良く、上下巻だがテンポ良く読め、何とも登場人物たちが生き生きと描かれていて、感情移入できた。

  • 『凍える牙』が良かったので、音道貴子シリーズのこの本を借りてみました。
    この二人のコンビは人間味が感じられて好きです。
    シリーズに、もうひとつ別の話があるようで、所々でなんのことかなぁ?と疑問が・・・。
    キャラクターに愛着があるので、安心して読める良さがあります。

  • 音道貴子シリーズはやっぱり最高!今回滝沢刑事との関係に、微妙にいい変化が現れているのが微笑ましい(なのにやはり小競り合いが起きてしまうところもw)。このシリーズの長編をもっと書いて欲しい。

  • ものすごく久しぶりの乃南アサ。
    岩盤浴でお店の人に勧められて、借りてきちゃった。主人公の女刑事が活躍するシリーズ第1作の『凍える牙』ってタイトル覚えてるし、過去に読んだことあると思うんだけど、すっかり忘れてるし、その後のシリーズも読んでないので、たまに出てくる過去話には??だったけど、まあまあおもしろかったかな。『凍える牙』から読み直そうかなと思います。
    すごい頭でっかちでつっぱってる女性なんだけど、その不器用な感じが可愛いし、相方の中年男性刑事もやな奴なんだけど共感できる部分もありでした。
    事件そのものは、悲しい結末だったけど、読み応えはあったかな。

  • 女刑事の音道貴子と相棒・中年刑事の滝沢コンビの第3弾作品の下。
    捜査で白骨死体、認知症の家主殺人、父娘惨殺事件が明らかに。
    これらの事件に関連はあるか、事件の最終段階へと進む物語。

    3件の殺人事件と、謎の捜査妨害の男、そして音道・滝沢コンビ。
    これらがうま~く絡み合って良い味出してました。
    ってか滝沢さんの性格が丸くなって、良い人になってるよ=3

    下巻も300ページ以上ありましたが、サクッと読めました。
    乃南さんの作品は読了後の爽快感があってお気に入りです。
    ただやっぱり滝沢刑事がいいな~(笑)

    中年刑事の味のある仕事感に興味ある方にオススメの作品です。


    が発見され、音道は認知症の家主を尋ねる。
    しかし家主は殺害され、滝沢を相棒に音道が難事件に挑む物語。

全90件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

乃南アサの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×