- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101434216
作品紹介・あらすじ
一見とっつきにくいけど、顔がいいから女の子にモテる。幼稚園から一緒だったという理由で、いろいろな人にミタカくんのことを聞かれたりする私の家に、ミタカは日常的にいついている。うちはママと中学生のミサオ、パパは家出中。だからいつも4人で、ごはんを食べたり、テレビを見たり、日々は平和に過ぎていき、これからも続いていく-ナミコとミタカのつれづれ恋愛小説。
感想・レビュー・書評
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心地いい
ミタカくんとナミコ。弟のミサオとママ。
普通に流れていく日常が幸せなことなんだってちょっとずつ気付かせてくれる。
ミタカくんみたいな人がいつも近くにいてナミコ幸せじゃないかー。
どんなに新しいところへ行っても、自分が変わらないと気分は変わらない。
この言葉に納得した。環境だけ変えてもダメなんだなって。
所々でさしこまれているイラストが可愛かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ナツコとミタカ、彼らを取り巻く親しい人々が織り成す何気ない日常。
ゆったりと過ぎていく等身大の日々を眺めるのは一見退屈だが、彼らの挙動がどこか突拍子もなくて飽きがこない。
とても薄く短い話なのであっという間に読み終わってしまうが、心の中には水飴のような柔らかい甘さがほんわり広がる。
ナツコの"心の声"に素敵な言葉がたくさん詰まっていて素敵。 -
ミタカくんと私たちの、なんの変哲もない普通の日常。その中にある些細な変化だったり、なにも変わらない”いつも”だったり。気が付けばミタカくんたちの毎日の寄り添っている感覚。改めて小説として読むのは不思議な感覚だけど、こういう話も好き。
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家にあった本を再読中。
薄い本の中でストーリー、進んだ??ってくらいのスローテンポ。 -
1人の人間の何でもない日常を覗いているような作品でした。とても読みやすくて、1日足らずで読了しました。
肩の力を抜いて、ゆるっと読める、そんな作品です。たまにはこういう本もいいなあと思いました。 -
ただただゆるい雰囲気の話。
中身がないと言えばないのだが、ただ日常が続くだけの世界観に惹きつけられた。 -
再読。学生特有の時間の流れと、まだ何者でもない宙ぶらりんな感じが懐かしい。
ナミコや周囲の人たちの独特な感性に時折キュッと気持ちを掴まれる。 -
20170104
夏の感じの、日常を書いた話。
ダラダラ続く感じが心地よい。