ねこのばば しゃばけシリーズ 3 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461236

感想・レビュー・書評

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  • 1巻から、3巻まで一気に読んでしまいました。話全体にわたり、ストーリーの持って生き方がうまい。楽しくて読み過ぎてしまいます。次もすぐ読みます!

  • シリーズ物らしい安定感に加えて主人公が段々と大人になり周囲も変わっていく。ホラーまで入ってきたけど作品の幅が広がって嬉しい。

  • しゃばけシリーズの短編集。
    安心して読めるが、そろそろしゃばけ長編も読みたい。

  • 江戸、妖、若旦那の連作物の第三巻。それぞれの話に、きちんと謎ときが用意されており、けっこう正統的な推理物だったりする。

  • 「妖怪より人の方が怖い」と言う妖怪達の気持ちがよくわかった。「産土」などの一部を除けば怖い妖怪はあまりいないのでこのしゃばけシリーズは読みやすいと思う。

  • 三冊目に来てすごく面白かった。
    「産土」の叙述トリック良かったな。
    時代背景もあってこそだろうし、他の話も皆良かった。

  • シリーズ第3弾も短編集。
    表題作が、妖が関わってるからこその謎解きで面白かったです。

    木偶が出てくる話は今市子さんの百鬼夜行抄で、5体の人形が人間の体を欲しがって取り憑こうとしてくる話を思い出して余計に怖くなりました…

    きれいごとばかりではない話の作りが良いです。

    「茶巾たまご」
    珍しく調子がいい日が続いている一太郎。長崎屋で働く兄・松之助に見合い話があったが、その相手が急死してしまう。

    「花かんざし」
    迷子の於りんを拾う。家に帰ったら殺される、と言う於りんが心配で事情を調べる。
    お雛登場。

    「ねこのばば」
    猫又になりかけている猫が広徳寺に捕らえられてしまい、取り返しに行くことに。日限の親分からは広徳寺の境内に小さな巾着が沢山ぶら下がっていたという話も聞かされる。

    「産土」
    犬神の昔話。

    「たまやたまや」
    栄吉から、妹が一太郎のことを諦めるよう仕向けて欲しいと頼まれ、お春の縁談相手・庄蔵のところに偵察に行ったところ、その庄蔵のトラブルに巻き込まれる。

  • 家鳴や、他の妖がかわいい、挿絵もすごくかわいい。佐助の昔話がよかったー。

  • しゃばけシリーズ③

  • 佐助さんの過去話「産土」がちょっとした叙述トリックぽくて面白かったです。あと「花かんざし」で初登場のお雛ちゃんがいいですね。若だんなこの時点ですでに十八歳・・・

    「茶巾たまご」「花かんざし」「ねこのばば」「産土」「たまやたまや」

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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