センス・オブ・ワンダー (新潮文庫)

  • 新潮社
4.14
  • (146)
  • (158)
  • (68)
  • (7)
  • (4)
本棚登録 : 2324
感想 : 160
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102074022

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 限りない好奇心
    呼び覚ますものがセンス・オブ・ワンダー
    驚くことができる心

    山の中で育った私は恵まれていたんだなあ

  • 高校時代に読んだ時は、当たり前すぎて印象に残ることがなかった。
    だが、今社会人になって、子どもと関わっていく年齢になって、初めて「感じること」の重みを実感した。「感じることは、知ることの半分も重要でない。」

  • 【感じることの大切さに気づかせてくれる本】

    変わりゆく時の中で、この世界を祝福したい。

    季節や天候によって異なる風。
    陽の光によって作られる緑の色。
    時を彩る花々。

    本書では、自然に目を向けて、喜びや驚きなどの感性を働かせることが重要であると述べられている。こうした考え方は自然以外の対象にも通ずるように思う。

    ふたつの問いをたてよう。

    今まで見たことのないものではなかったのか?
    それがもう二度と見ることのできないものだとしたら?

    そんな視点で日常を見つめることで、日常があたりまえではないと気づける。そうすれば、もっと生きることを大切に思える気がする。

  • 【印象に残った一文】
    地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。(p.68)

  • カーソンの文章と、添えられた写真は好きです。

  • 時がゆっくりと流れている本。
    生きづらくなったら読んだ方がよい。

  • ●「感受性は土壌である」
    - センス・オブ・ワンダー = 神秘さや不思議さに目を見はる感性
     - 子供は生まれつき有しているが、大人になるにつれ失われるもの
      - 大人が目を開くには => これまでに一度も見たことがないとしたら?二度と見ることができないとしたら?
     - 大人のつまらなさの解毒剤になりうる
    - 情緒や感受性は、知識や知恵を生み出す土壌になる
     - 知ることより感じることが重要

    ●雑記
    - ロジャーとエミールに重なるものを感じた
    - 和訳がとっても素敵。原文の英語(だよね?)も読んでみたい。

  • センス・オブ・ワンダー(神秘さや不思議さに目を見はる感性)は、年を重ねるうちに衰えていく。

    それでも磨き続けることは出来るかもしれない。スマホで何でも知れる時代だからこそ、五感で感じることを意識したい。

    人新世やSDGSにも関連する著者の書籍は、今だからこそ読み継ぐ必要があるだろう。

  • とても素晴らしい作品と感じた。自分の感覚を素直に楽しみ、子ども達にもその体験ができるよう見守る事が一つの親の務めだなと思う。自分が植物や空の変化を見て、美しさに感動する事は、自分のが幼いのではなく人間の素直な反応であって、大切にしてきくべき感覚なのだなと思えるようになった。

全160件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

レイチェル・カーソン:1907-64。アメリカの生物学者。研究の傍ら、大ベストセラー作家に。1962年公害問題を『沈黙の春』で厳しく告発、環境問題の嚆矢となる。『センス・オブ・ワンダー』は1956年に雑誌発表、未完のままに死後単行本化された。ほか著書に『潮風の下で』『われらをめぐる海』『海辺』などがある。

「2024年 『センス・オブ・ワンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

レイチェル・カーソンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×