奇岩城: ルパン傑作集(III) (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102140031

感想・レビュー・書評

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  • 訳者に興味を持って、ルブランを読んでいるが、本作で三作目。イジドールボードルレ、ガニマール、シャーロックホームズ(ヘルロックショルムズ)などが登場する。内容は、フランス歴代国王の秘宝がフランス北部ノルマンディー地方の海の岩山に隠してあり、そこがルパンの根城だというもの。ルパンのライバルとして、ボードルレがはつらつとした働きをする。結末は、ちょっと陳腐に感じた。どんでん返し的な展開に乏しく、もうひとひねり欲しかったというのが読後感。でも、時代的には、この程度でも良かったのかも。

  • ルパンの隠れ家、エギュイクルーズの秘密が明らかになる。少年探偵ボードルレ目線で進むお話。

    ルパンは愛する女レイモンドのために、強盗紳士を引退しようとするも、最後の最後でホームズがやらかす。

    ルパンシリーズだと、本当にホームズが人間的な魅力ゼロの嫌なやつとして描かれていてなんとも複雑。

    途中フランスの地理がないとなかなかイメージがしづらくて困った。

  • 実際に読んだのは逢坂剛の『奇厳城』。子供の頃読んだ南洋一郎のルパンシリーズを思い出した。あの頃はポプラ社のルパンをむさぼり呼んだものであった。大人になって読んでみると「ん」と思うところも多いが、そこはノスタルジーで乗り切れる。『813』や『八点鐘』などもう一度よみたくなってしまった。

  • 訳が古い

  • クラリスが生きてたときも足を洗えなかったのになぁと思わされた。

    ルパンが泥棒を辞めれないのは、止められる女がいないからじゃないと思うんだけどなぁ。

    でもこの話のルパンは結構すきだー

  • ホームズファンは読むな。

  • ルパンシリーズ。小学生の時読みました。アジト探し〜城に入る為の暗号解読シーンで大興奮して…今に至ります(笑)ラストは子供心にも「何それ」と思いましたが。

  • ルーベンスの名画を狙って伯爵の居城に忍び込んだ盗賊が気づいた家人に撃たれた。
    しかし絶対に逃げられないはずの盗賊の姿は掻き消えてしまう。

    その事件を解決したのはたまたま近くを旅行中に事件の渦中に紛れ込んだ高校生「イジドール・ボートレル」。
    彼の出した答えは賊はルパンで彼は既に死んでいるという答えだった。

    彼は本当に死んでしまったのか?

    高校生探偵ボードレルがホームズにも勝るとも劣らぬ活躍でルパンを追いつめていく。
    最後には彼のもっとも大事な物が・・・。

    本当に最後の最後まで手に汗握る展開の連続で楽しませてくれます。
    時間がある時に読まないと続きが気になってつらいかもしれませんよ。

  • マジックを使うでもなく理で盗難を働き追補に備える。歴史にまつわる奇岩城の設定もおもしろい。ただルパンを追っかけるのが高校生単独というのがリアル感にかけるところ。2018.11.6

  • 090227(n 不明)

著者プロフィール

本名モーリス・マリー・エミール・ルブラン。1864年、フランス、ノルマンディー地方ルーアン生まれ。 1890年頃から小説を発表していたが、1905年に編集者からの 依頼で書いた「アルセーヌ・ルパンの逮捕」が好評を博し、 強盗紳士アルセーヌ・ルパン冒険譚の作者として有名になる。 41年死去。

「2018年 『名探偵ルパン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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