ドリームキャッチャー〈4〉 (新潮文庫)

  • 新潮社
3.50
  • (21)
  • (38)
  • (75)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 375
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193303

作品紹介・あらすじ

アメリカ先住民に伝わるお守り"ドリームキャッチャー"。人類を襲った侵略の悪夢は、その魔よけさえもすり抜けてしまったのか。エイリアンにとり憑かれたジョーンジーを追うヘンリーは、瀕死の床にいる旧友ダディッツに救いを求める。はたして彼は人類を守る"ドリームキャッチャー"となるのか?慟哭が待ち受けるクライマックス。究極のホラー大作も、ついに大団円を迎える。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 再読。
    地球外生命に乗っ取られた男と、彼を取り巻く4人の友人、また、彼らを追う狂気の軍人。
    そういった面々を緻密に、執拗に描くことによって、物語に深みが増す。
    ゆえに、必然的に大長編になるのだが、それもまたキングらしいと言える。
    ただ、4人(5人か)の友情や勇気が奇跡を起こす、そんな展開はちょっと弱いような気がする。

  • 2019/10/25

  • 面白かった。映画の映像はすごかったけど、「ア〜イ、ダディッツ!」は思てたんと違った。

  • 2017/10/23読了

  • ベーコンサンドイッチ!マヨネーズたっぷり!
    …大笑いしてしまった。

    ドリームキャッチャーは評価が低いってイメージあったのは、映画の方だったみたい。
    あれを映画化すればそりゃそうだ、いいか悪いかどっちかだろうなぁ。よく映画にしたな。

    ヘンリーが全部説明してくれるの「そこまで逐一説明しなくても…」と思ったけど読んでもイマイチピンと来なかったりした。
    ドリームキャッチャーから連想して、幻覚とか精神世界とか夢とかそういう話だけかと思っていたけど、それだけじゃなかった。
    精神は一つ、これって色々なお話の中で出てくる話だとね。面白い。

  • ベイケン超うめえ。 ダディッツこそドリームキャッチャー。

    映画の結末とはやっぱり違うのね。

  • 三勢力の追いかけっこがメインの最終巻。

    中盤~終盤の登場人物が
    次々に退場していく流れは
    それなりに大興奮。

    ボーダーコリー好きは読まない方がいいかも。

    2巻~4巻は精神世界内の攻防の
    場面が含まれていて、
    映像化してくれないとわかんねーよと
    ツッコミを入れようとした瞬間、
    最初に読んだときにこの作品の
    映画版も見てきた事実だけを
    思い出した。

    映画の内容は覚えてない。
    後半の展開が原作と比べても
    イマイチだったような…

  • 最後の最後までドキドキしました。
    中だるみ、なし。

    高速道路を走る3台の車。

    先頭を走るのは、体を宇宙人に乗っ取られたジョーンジー。
    地球を侵略するために、宇宙苔に寄生された犬を、とある場所へ運ぶために。
    手っ取り早く宇宙苔を拡散したいわけなのです。

    2台目にいるのがヘンリー。
    ジョーンジーを助けたい一心で助っ人とともに。
    宇宙苔に被災したとして収容所にいたヘンリーを救出し、車を運転し、宇宙人を射殺するつもりの元軍人オーウェン。
    そしてジョーンジーの逃走路を線として見ることのできるダディッツ。
    彼は持ち前の精神感応力で、離れたところにいるジョーンジーを励まし支え続ける。
    しかし彼は瀕死の重病人なのだ。

    3台目は軍人グループ。
    オーウェンに面子を潰されたと思い、オトシマエをつけるためにオーウェンを追う元上司カーツ。
    宇宙苔に寄生されたことにより精神感応力が高まり、ジョーンジー達を追跡するためのレーダー役になったパールマッター。
    宇宙苔に寄生されかけたが無事だったフレディ。

    一番いいのは、宇宙人が行動を起こす前にヘンリーが追いつくことなのだが、圧倒的に宇宙人が有利。
    行動にためらいがない。
    身体的に無理でも、ガンガンできる。
    何しろ自分の体じゃないのだから。

    宇宙人に追い付く前にオーウェンがやられてしまったら、ヘンリーたちも打つ手なし。
    全員が、前へ前へと進むしかない。
    誰のミッションが成功するのか。

    ジョーンジー、ヘンリー、ダディッツの友情。
    ダディッツの、全きの無償の愛情。

    ハラハラドキドキしながら最後まで読んで、結末にスッキリしたかと言われると、うーん。
    ミステリじゃないから、良しとするの?

  • とりあえずハッピーエンドでよかったです。
    途中、特に2巻あたりが怖かったー>_<。

  • 俯瞰してみるとなんてことない筋なんだけれども、ついつい引きこまれた。

  • 文章力で引っ張るんだけどね......主筋が余りにも下らない......

  • 『スタンド・バイ・ミー』と『宇宙戦争』と『マルコヴィッチの穴』が混じったような話。
    感覚的に話しに入り込め、先が気になってどんどん読み進みたくなります。

  • よくわかんなかったけど
    感想は『怖かった』

  • 「ここにいない友人たちのために」 色々な死がありながらもこの一言で全てが綺麗に浄化されていった気がする。しかしまあなんというかキングは本当に文字の映像作家なんだなあと思う作品だった。

  • 柳川などを舞台とした作品です。

  • ようやく全部読み終わりました!
    なんて時間がかかっていることやら。
    でも面白いからよかった。

    ついにミスター・グレイと
    鍵となる人物がめぐり合わされます。
    そう、彼の能力は超強力。
    そのために、ミスター・グレイはおののきますので。

    そして、最後は、ちょっとさびしいですね。
    でも彼は生きているのです。
    …心の中にね。

  • エイリアン侵略ホラー。かなり気持ち悪くて恐ろしい話……のはずなんだけど、少し笑える部分もないか? だってエイリアンが「ミスターグレイ」(ホント、「宇宙人」のイメージそのまんま)ってあたりでなんだか……ねえ? この辺がキング独特のチープな「マヌケ美」ってやつかしら。これって一歩間違えればギャグになりかねないんじゃ。
    だけど実際は、スリリングかつ感動的な物語に仕上がっている。よく聞く「完全にエンタテインメントに徹した作品」という評価もそのとおり。テーマは「友情」ってあたりで「IT」っぽいなあ、と思っていたら、きっちりそのあたりにリンクしてたり。他にもリンクしてる作品があるのかな?

  •  「アトランティスの心」が、地味でいまいちだった分、いきなり派手に展開しまくる。てか、エグイよ。これを映画っていうのは、私は遠慮します(苦笑) と、GWの映画はM・フリーマンが主演だそうだけど、一体どの役するのかよくわからなかった。軍人の悪役か、協力者にんる役か、どっちかだとは思うんだけど。てか、その二人は小説上では主人公ではないんだけど、映画だとそっちに重きをおくんだろうな。フリーマンだから。ってことは、微妙にポイントがずれるのか。やれやれ。
     ともかく、3巻辺りで号泣。面白かった。けど、オチが観念的すぎるかな。と、キングにしちゃ明るい幕切れ。なんか、彼も変わってきてるのかなと、しみじみ思ったりした。

  • 未読

  • 4月28日読了。4分冊の最終巻、ある目的を持って給水施設を目指す『ミスター・グレイ』とそれを追う二人、とさらにそれを追う軍部、の雪中のカーチェイス(?)。宇宙生物の寄生により生まれたテレパシー能力により、つかず離れずのカーチェイスが可能になるという設定は面白い。寄生獣からヒントを得たのかな?「人間化していくミスター・グレイ」についてラストで明かされる真相(?)、など単なるアクションホラー小説ではない深みを感じる、が、キングの他の長編に比べるとうーんパワー不足か。「過去に4人+1人に起こった出来事」も、結局よく分からん・現在との因果関係、必然性が説明し切れてないような・・・意図されたものなのかもしれないが。

  • それなりに納得できたような、納得できないような・・・自分の中ではイマイチ。
    もちろん全体としてはおもしろかったけど。

  • ただのボディースナッチャーものと一線を画すのが、ダディッツの存在。

  • S.キングのサスペンスならこちらがお勧めです。
    ロマンチック(?)なタイトルですが、そこはキングですので怖い怖い怖い。グレイマンが夢に出てきそう…!!
    個人的にアンダーヒルが好きでした。笑

  • 2003/07/28<BR>非常に口当たりの良い本で面白いのだが、面白すぎて危うさも感じた。<BR>こういう本なら何もキングじゃなくたってクーンツあたりでも書きそうだと思った。

  • エイリアンにとりつかれたジョーンジーを追うヘンリーは、瀕死の床にいる旧友ダディッツに救いを求めるが・・・

  • 期待して読んだのにイマイチ。映画に期待する。

  • 1に同じ

全29件中 1 - 29件を表示

著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スティーヴン・キングの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
スティーヴン キ...
スティーヴン キ...
スティーブン・キ...
スティーヴン キ...
リチャード・バッ...
スティーヴン キ...
スティーヴン・キ...
スティーヴン キ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×