幸運の25セント硬貨 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193365

感想・レビュー・書評

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  • ゴーサムカフェで昼食を

  • スティーブン・キングの話は本当に怖い。
    怪物の描写をしているわけではないのに、読んでいる自分の首がどんどん絞められて行く気分になった。

  • 学生時代、初めて読んだスティーブン・キング作品。

  • まさかのドナルド・トランプ。
    「なにもかもが究極的」が一番面白かった。あと表題作以外は本当に怖い。
    ゴッサムカフェは主人公が短絡的過ぎるので彼女側の裏を考えてしまう。
    彼女の発言は本当に意味があったのでは?と考えると妄想が広がりんぐ

  • それぞれ味わいの違った短編集。「なにもかもが究極的」は、やはり「ダーク・タワー」に繋がる部分があるのですね。「道路ウィルスは北に向かう」も期待どおりの展開。叔母さんのところではドキドキした。主人公がキング本人を思わせるところも味わい深い。
    解説の風間賢二さんが書かれていたとおり「一四○八号室」は日本と西洋の怪談のポイントの違いを感じました。
    表題作は、ハッピーエンドを思わせて気分よく本を閉じることができました。いずれも読み出したら止まらない面白さでした。一篇ずつにキング自身による解説というか、楽しみどころを語ってくれています。

  • キング節の詰まった短編集。
    どこか仄暗く、シニカル。

    ゴッサムカフェで狂った給仕から襲われる離婚調停中の夫婦。辛くも窮地を脱する二人だが、そこから二人の愛が再び芽生える…などというハリウッド的ハッピーエンドなどなく、口汚く罵りあって幕を閉じる「ゴッサムカフェで朝食を」。

    しけた25セント硬貨を受け取った、生活苦にあえぐ掃除婦がささやかに夢想する幸運と、現実に起きた微かな幸せを描く標題作品「幸運の25セント硬貨」。

    小品だがキング好きには納得の短編集です。

  • もう昔ほど夢中でキングが読めなくなった…と感じた1冊。面白かったのは「道路ウィルスは北へむかう」「例のあの感覚、フランス語でしか言えないあの感覚」「一四〇八号室」かな。特に「道路ウィルス~」は昔好きだった感じを思い出した。

  • 久々に読んだスティーブンキング。
    面白かった。
    心理描写が細かく鮮明。
    うまいです。
    手元だけ明るく、周りは暗い、そんな世界観 です。
    主人公の心理描写だけで、これだけくっきりとした話はすごいです。

  • 手持ちがなくなったので一冊用足さなきゃならなくなったのだが選んでる時間がなくって洋物読まないけどキングくらいは知っててまぁ大丈夫なんじゃないかと買って来たいわくつきの短編集。
    さすがにking of kingsとありきたりの感嘆符を打ちたいところなのだがいまひとつピンと来ないのは慣れてないからなのか文化の違いなのかはわからない。
    わかったことはたいしたストーリーテリングだと言うこと、訳者のセンスがいかに重要かと言うこと、そしてやっぱり原書で読むくらいのことをしなきゃダメなんだなと完敗。
    和製ポーンはキングに踏み潰されました。

  • さすが、キングと言いたいくらい、全ての短編のレベルが高い!
    まさに小説界のキングだと思う。色々、怖い結末の話が多い中、ラストの短編には救いがあった。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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