米露開戦 3 (新潮文庫)

  • 新潮社
3.74
  • (5)
  • (24)
  • (17)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 181
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102472590

作品紹介・あらすじ

ロシアのヴォローディン大統領は、ウクライナへの侵攻を成功させた直後、今度はウクライナ領土を通過するすべての天然ガス・パイプラインを一方的に閉鎖する。これでロシアから西欧へのガス供給は75%減に。30年前――。ジャック・シニアはスイスで射殺されたKGBの金庫番を捜査するため現場へと飛ぶが、同僚工作員がバスに轢かれたとの知らせが入る。これは単なる事故死なのか。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ロンドンでロシアの半国営企業ガスプロム(実在する)の不正を暴くべくマネーロンダリングの流れを追いかけていたジュニアのもとに大統領であるシニアから30年前の英国スパイ、ペッドロックからズィーニィというソ連の殺し屋の情報を引退したMI-6の元長官サーバジルから引き出して欲しいとの依頼が舞い込んだ。早速、サーバジルを訪ねるとペッドロックは、ヴィクター・オックスリーだと知らされる。翌日、オックスリーの元を訪ねるが聞き込みは不調に終わり、万事休したかに思われたが、翌日オックスリーの自宅を訪ねるとオックスリーを襲ったロシアマフィアの死体と遭遇。オックスリー殺害の失敗に気付いた追っ手が迫って来た。この窮地から辛くも逃げ出したジュニアは、賊を人質にとるとともに携帯電話の履歴をギャビンダイアリーに渡し分析を依頼する。この分析により人質はロシアマフィアの大立者であることやジュニアが英国で勤めている調査会社の社長のキャスパーがその昔、オックスリーの工作管理官だったこと、米国内で起こったセルゲイ・ブロコフの実行がロシアマフィアの手になることが判明した。ザ・キャンパスが動き出す。

  • 30年前の謎が現在にどのように繋がっているのかが気になる。

  • ジャックライアンシニアの昔話、今ジャックライアンジュニアが取り組んでいる案件の関わりが少しずつ見えてくる、ほかのトムクランシー作品同様に三巻まで来てもまだ完全な繋がりは見えず、4巻で一気に繋がり、解決まで行くのだろうと思い、読むペースがだんだん早くなる。
    この話を現実のウクライナ侵攻の前に予想していたトムクランシーに分析官の才能を感じる。
    国際テロ以降のザキャンパスシリーズは今のテクノロジーをふんだんに使っていて面白い。

  • 少しずつ現在と過去の接点が見えてきて盛り上がってきた。
    しかし、米国大統領親子のほうが現代のプーチンとタフさでは似てる気がする。

  • 今回の手法は面白い。4巻で足りない

  • ついに開戦。実際のウクライナ危機の始まりのようです。トム・クランシーの分析力、恐るべしです。

  • ということで、2巻からの☆1つダウン。
    やっぱり回顧録の部分は、
    あまり、ちょっと・・・
    4巻に続くための静寂の巻なのかも
    しれないけど、個人的にはつまらん。
    4巻に期待していいのかなぁ。。。

  • 反撃するための緒が見えてきた感じだ。過去が現在へ繋がるまでもう少し。

  • 読書灯で機内読書。ノンストップで読める活劇。現在と30年前のデュアルタイムで話が進行する。30年前パートの活字が読みにくいのは難点。

  • 動きが取れなくなった大統領としての主人公を動かすために主人公の過去を現在の事件の起因となる話とし、なおかつ代替わりが進まない息子を活躍させるため、息子を現在の代理人として、過去と現在が同時進行で話が進む今までにないストーリー展開となっている。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

Tom Clancy
トム・クランシー
1947年メリーランド州ボルチモア生まれ。1984年『レッド・オクトーバーを追え!』が大ベストセラーとなり、流行作家の仲間入りを果たす。同作の主人公ジャック・ライアンが活躍するシリーズのほか、『オプ・センター』シリーズや『ネットフォース』シリーズ(いずれも共著)など、数々のヒット作を生み、ゲーム制作にも乗り出した。2013年死去。

〈トム・クランシーのオプ・センター〉
謀略の砂塵(上・下)
北朝鮮急襲(上・下)
復讐の大地(上・下)
暗黒地帯(ルビ:ダーク・ゾーン)(上・下)
黙約の凍土(上・下)
ブラック・ワスプ出動指令(上・下)

「2022年 『ブラック・ワスプ出動指令(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

トム・クランシーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×