- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103007548
感想・レビュー・書評
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橋本紡さんの文章はいつも暖かで、優しくて大好き。今回も読んでいて心にじんわり染み入る文章だった。
残念だったのは、三姉妹それぞれにスポットを当てていたからか、どこか広く浅くといった感じがあったこと。一人に絞ってでも、もう少し踏み込んだ内容にして欲しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
しっかり者の澪、おっとりした環、天然な杏は歳の離れた三姉妹。いつも美味しいものを食べながら仲良く暮らしている…はずでした。なのに次女、環の妊娠をきっかけに、それぞれの人生に転機が訪れてー。恋、仕事、からだのこと…女子は生きてるだけで悩みがいっぱい!曲がり角だらけの人生を暖かく包み込むガールズ長編小説。
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2013.01.20
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次女が嫌だなぁ。
いい歳して自分に責任持てないの?
酔ったらまずい、ってことは、、もう飲むな、ってことだ。
誘いを断れない、ってことは、自分を大切にしてない、ってことだ。 -
橋本紡さんの小説を読むのは久し振り。「流れ星が消えないうちに」は小説を読む楽しさを感じ始めた当時に読んで、瑞々しくて柔らかい文体と繊細で優しい登場人物を描く作家さんだと思ってました。今作もそういった橋本さんの特徴が出ている作風だと思います。今作は一風変わった家庭環境を持つ家族が主役ですが、登場人物同士の会話の可笑しさと、家族の絆の温かみが伝わる物語でした。
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母親がそれぞれ違う三姉妹の話。
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読み進めてて、なんかと似てるなぁーって思って。
江國さんの「思いわずらうことなく愉しく生きよ」に似てるかなぁって。
三姉妹やから、そう思うのかしら。
何って話ではない。
でも日々の中の大事な何かの話なのかもしんない。
こうゆうの、好き。
柔らかく心にほんのり残る感じ。 -
橋本さん作品。
3人とも性格も、年齢も(30代後半、20代後半、高校生)、
お母さんも違う異母3姉妹のお話。
それぞれが、抱く「父」に対する想い。
そして、「異性」「家族」に対する想い。
橋本さん作品は、女性の気持ちを描くのがとても上手だと思うのです。
バリバリ仕事もできて、男遊びもスマートにこなす:長女・澪。
ネガティブ美人、不器用だけど生きるのに一生懸命:次女・環。
料理上手で割り切り上手、ちょっと鈍感:末っ子・杏 -
イマイチ
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澪(みお),環(たまき),杏(あん)の三姉妹は父と住んでいるが,娘たちの母親は全て違う.父の女遍歴の結果だ.この3人の波乱に満ちた日常が書かれている.最大のトピックは環の妊娠.最後の場面のホームパーティでは,ほのぼのとして雰囲気が伝わってくる.