コーヒーもう一杯

著者 :
  • 新潮社
3.19
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本棚登録 : 445
レビュー : 100
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103017523

作品紹介・あらすじ

結婚するつもりだった恋人にふられ、会社では大失敗。人生のピンチに陥った32歳の未紀は、勢いでカフェを開くことになった。経験もスキルもなし、地道に働いて貯めたお金を全部はたき、借金までして資金繰りに奔走。食品衛生責任者の養成講習会を受け、物件を探して改装し、食器や椅子や備品を集めて、メニュー作り。次々難題を片づけて、なんとかオープンしたけれど…。失敗したって大丈夫!この本を読めばあなたも自分のお店を持ちたくなります!お店経営の実用情報も有り。お役立ち小説。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルにひかれて借りてみました♪。
    1人の女性が思い切ってカフェを開き、その後・・・。

    昔カフェでアルバイトをしていたことがあり、この本ではカフェを経営するための手順などが記載されていて、「ふむふむ」とあれこれ想像すると面白かったです。

    資金の調達や衛星関係の講習、売り上げ目標など、自分がカフェを経営するみたいな感覚になってわくわくしながら読み進みました。

    最近漫画などで、お料理について事細かく記載されている物を呼んでしまった私的には、「もっと魅力的なカフェメニューについてのレシピなどが記載されていたらなぁ」と思えてちょっぴり残念でした。

  • 1人の女性が、カフェ経営を思い立って奮闘する話…です。

    主人公がカフェをやろうとし始めたときから、私は「おいおい、大丈夫か?」と思わずにいられなかった。
    だって、ろくに出すメニューも決めてないうちからやろうと思うなんて!
    普通「カフェやってみたい」なんて人は、コーヒーがすごく好きだとか、料理やスイーツを作るのが好きな人とかが、始めるものじゃないのかな?

    あーでも、お金と、食品衛生責任者だっけ?あれさえ取ればお店が持てるっていうんだから、主人公みたいな考えで飛びつく人もいるんだろねえ。
    でも、個人経営のカフェって、ちょっと入るのに勇気いる…。よっぽど流行ってない限り。
    だったら、スタバ行っちゃえって、なるもんね…。

    展開がスピーディで、でも教えられることはいっぱいで、これからカフェやってみたいなんて思ってる人は必読かも!?

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ちょっと入るのに勇気いる」
      このオハナシに、その苦労が書かれているかどうかは別として、ホント入り易いがkeyですよね。
      「ちょっと入るのに勇気いる」
      このオハナシに、その苦労が書かれているかどうかは別として、ホント入り易いがkeyですよね。
      2012/07/24
    • oyumyさん
      nyancomaruさん
      そうですよね~。
      入ったら入ったで、他にお客さんが一人もいなくて…という状況もドキドキします。
      nyancomaruさん
      そうですよね~。
      入ったら入ったで、他にお客さんが一人もいなくて…という状況もドキドキします。
      2012/07/27
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「他にお客さんが一人もいなくて」
      そんな時はカウンターじゃなく、テーブル席に座って、置いてある雑誌をを読みましょう。。。
      「他にお客さんが一人もいなくて」
      そんな時はカウンターじゃなく、テーブル席に座って、置いてある雑誌をを読みましょう。。。
      2012/07/30
  • さすがだなぁ平さん、いつも安定感あるというか、飽きさせないストーリー運び。特に今回はカフェがテーマってことで、私も趣味がカフェ巡りなもので、ワクワクしながら読んだ。
    結婚の夢破れたアラサー女子が、成り行きで着手したカフェ経営。とんとん拍子に進む話にうわうわ…と思ったけど、店舗内装デザインの仕事で、思い入れたっぷりすぎるカフェ経営者の失敗を沢山見てきたヒロイン未紀が、どれだけ地に足つけた経営っぷりを見せることが出来るか。期待して読んだ。
    オープン準備のしんどさを上回る、新鮮な興奮。
    「未紀が決めたものが決めたように配置され、空間ができあがる。」ピカピカの真新しい店。こりゃたまらんだろうなと。
    でもまあ~現実は厳しいやね。理想と現実のギャップに、軌道修正していかざるを得ない日々。これってカフェ経営に限らずだろうけど、意に沿わない妥協を繰り返し、日々に忙殺され、どうにもできない負のスパイラルに陥ってしまう。そんなところは、ああ、わかる…と思ってしまった。
    彼女の対比として面白く読んだのが、未紀の友人の加容子。料理居酒屋の従業員だった彼女もまた、雇われではあるがカフェ運営に携わることになる。同業者ということで、一時は微妙な関係となる未紀と加容子だが、意外な形で二転三転する加容子のカフェがどうなっていくかもまた読み応えあった。
    それにしても、個人経営のカフェって本当に大変だなと改めて思った。飲食業は厳しいと以前から話には聞いていたが、オープンした店の9割は1年と持たずに閉店する世界とは。現在の居住地は個人経営カフェがとても多いところである。それでも、ひっそり撤退する店あり、その後居抜きで新たに開店するカフェありとなかなかに目まぐるしい。そんな事情の裏側も知ることが出来た。
    苦い経験をする未紀だが、ラストの方で彼女の母が歌うボブ・ディランの「コーヒーもう一杯」の一節。そのシーンに、なんだか目頭が熱くなった。未紀をとりまく人々、すべてが善意だけで協力しているわけではない。そんな中、お母さんの愛情がものすごく胸にしみた。
    なかなかにシビアな世界ではあるけれど、これまで以上に、お気に入りカフェをささやかながら支えていけたら、なんて思いました。

  • もとはレストランやカフェなどの飲食店をプロデュースするお手伝いをするお仕事をしていたのに、どこのお店の店主も自分勝手で夢見がちなことばかり言っているのに腹が立ってきて、ついに「あなた、甘いんだよ!」と言ってしまい、「じゃああなたは自分のお店を持てるの?!」と言われて「持てるわよ!」と売り言葉に買い言葉状態に。
    あれよあれよという間に自分のお店を持つことになって…
    という展開のストーリー。

    私はこのヒロインの言動に反発するばかりで自分の芯がない性格が最初から最後まで好きになれませんでした。
    自分の芯がないから何が一番大事なのか、自分は何をするべきななのか、本当に困った時に頼れる人がいるのかいないのか、全然把握できていなくてイライラ…。
    カフェを自分で作る話ということで、ほのぼのしたものを期待して読んだけれど、イライラするばかりで終わってしまいました。
    しかも、お店、持ち直すと思ったのに…。
    このヒロインは何を始めようとしてもだめだろうな。

  • 30代OLが会社を辞めて起業、カフェを開いてつぶすまでのお話。
    この主人公のカフェ、理想のビオカフェとは程遠い冷凍食品、レトルトを使った食事、コーヒーマシンお任せで淹れたコーヒー、何の特徴もないお店。
    巷にこんなカフェが多いこと。
    本当は個性のある個人経営のお店が増えるといいのに、はずれを引きそうで大手チェーン店に入っちゃうんだろうな~。あたりは出なくても大きく外れない感じで。
    きれいごとだけでは済まさない話に好感が持てました。

  • 友達と集まると雑貨屋さんをやりたいな、カフェをやりたいって話になるのでこの本はとても面白く読めました。33才のヒロインが会社をやめてカフェをひらくストーリー。甘くないです。でも読むとやる気が出るお仕事小説です。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「でも読むとやる気が出るお仕事小説です。」
      雑貨屋って何となく夢を売ってるみたいだし、カフェも安らぎを売ってる、それが出来たら良いだろうなぁ...
      「でも読むとやる気が出るお仕事小説です。」
      雑貨屋って何となく夢を売ってるみたいだし、カフェも安らぎを売ってる、それが出来たら良いだろうなぁ(甘い考えしか浮かびません)、、、
      カフェの話なら読んでみよう。。。
      2013/03/12
  • 山守未紀(やまもり みき)は、
    内装デザインの会社員を辞めて、
    カフェを経営することになります。

    カフェの開店準備の大変さ、
    お店を経営するということの厳しさ。
    理想と現実とのギャップを知ることが
    できました。

    いろいろ大変なことがあっても、
    たくましく再出発する未紀を
    心から応援したい気持ちになりました。

  • 予想した結末を裏切られてほっとした。ありがちな最後はハッピーエンドに終わらないハッピーエンド。心が軽くなった。カフェ経営はほんと大変だ。しばらくは客に支持されてもいつか嗜好は変わっていくし、成功例はすぐにまねされる。自分も経験しただけに固唾をのんで読んだ。満足!

  • 自分なら上手くやれるのに...と思うことはよくある。でも実際やってみると、想像した通りにはいかないものだ。
    32歳、結婚、仕事、自分ならどういう選択をするかな。

  • そううまくはいかんよなあ自営業。
    なんとなーく居酒屋とかカフェとかやってみたいとふんわり思ってる人たちの心を挫く作品。
    それでも読み終わったあと、嫌な気分にはならないのがこの人の作品のよさ。

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