なにを食べたらいいの?

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103135715

感想・レビュー・書評

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  • 三葛館医学 498.51||AB

    私たちが普段買っている加工食品や調理済み食品には必ずといっていいほど入っている添加物。口にしている添加物の多さが自分の想像をはるかに超えていることに気付きました。
    食品添加物の実態、またその恐ろしさを教えてくれます。タイトル通り「なにを食べたらいいの?」と叫びたくなりますが、対処法や添加物を減らすコツなどとても参考になります。

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=55588

  • 《60万部の超ベストセラー『食品の裏側』の著者が放つ待望の最新刊!

    多発する産地偽装、避けて通れぬ添加物――広がる“食”問題の真相とは? 『食品の裏側』で書けなかったさらなる裏側が明らかに。食品のプロならではの「食品の選び方7つのルール」「添加物を減らすコツ10カ条」を知ればもう大丈夫。難しい専門知識もお金もいりません。食卓を豊かにする具体的な方法が満載です。読めば安心して食べられる!》

    【著者について】
    安部司/アベ・ツカサ
    ★公式HP http://www.abetsukasa.com/
    ★Wiki「安部司」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E9%83%A8%E5%8F%B8
    《安部 司(あべ つかさ、1951年 - )は、日本の食品添加物評論家。2005年に出版した『食品の裏側—みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社)が大きな反響を呼んだ。
    『美味しんぼ』(単行本第101巻、2008年3月5日初版)でも詳しく紹介》
    1951 年、福岡県の農家に生まれる。山口大学文理学部化学科卒業後、食品総合商社勤務。退職後は、海外での食品の開発輸入や、無添加食品等の開発、伝統食品の復活に取り組む。NPO熊本県有機農業研究会JAS判定員、経産省水質第一種公害防止管理者を務めつつ、食品製造関係工業所有権(特許)4件取得。著書にベストセラーとなった『食品の裏側』(東洋経済新報社)がある。》

    【目次】
    序章 なにかがおかしい日本の食

    『食品の裏側』のあと/なにを食べたらいいの?/子どもに胸を張れるように/添加物はよくわかっていない

    第一章 子どもの大好物の「裏側」
    ソーメンはどうして三分じゃ戻らないの?/カップラーメン大好き/油といううまみ/ハンバーガーのおいしさとは?/塩で食べる/コップ二杯の海水が飲める?/無果汁ってなに?/コップ半分の砂糖を飲む/レモン一〇〇個分のビタミンC入り/甘くて飲めない/できない香りはない/ジャンクフード
    第二章 子どもが壊れていく
    味覚を壊す黄金トリオ/たんぱく加水分解物の魔法/大スターを見ない日はなし/虫でも石油でもいい/お母さんの弁当はいらない
    第三章 見えなくなっている添加物
    ミックスサンドイッチのふしぎ/おにぎりは「国民食」/お弁当は添加物の宝庫/ファミレスで食事をするということ/お惣菜会社の社長/厨房なんてありません/三日間腐っちゃだめ/何にでも使えます/さかきばらしょうこ
    第四章 添加物まみれにした犯人はだれ?
    安全なのですか?/「おかげ」と「せい」
    添加物のはたらき
    はたらきその一 安くする/はたらきその二 簡単に作れる/はたらきその三 便利になる/はたらきその四 美しくなる/はたらきその五 「オイシク」する/
    活躍する添加物/消費者のわがまま?/あきらめていませんか/選ぶときに考えよう/意識は高く、行動は低い/安心、安全は報われないのか/添加物は縁の下の力もち/報われない有機農業
    第五章 じゃあ、なにを食べればいいの?
    添加物を覚えなくてもいい
    食卓になにを並べるか
    〈1〉イメージで選んでもいい/〈2〉食品の裏ラベルを見ましょう/〈3〉台所にないものは添加物/〈4〉顔を知らない他人が作ったものを疑う/〈5〉自分が作った場合と商品を比べてみる/〈6〉言葉遊びに気をつける/〈7〉素朴な疑問を抱く
    添加物を減らすコツ
    〈1〉無駄遣いを減らそう/〈2〉添加物を摂っていることを認識する/〈3〉一週間のスパンで考える/〈4〉自分でできるものは作ろう/〈5〉優先順位を決める/〈6〉料理を薄味にする/〈7〉「おいしくない」で判断してもいい/〈8〉みんなで家事を手伝おう/〈9〉便利な調味料を作っておこう/〈10〉あわてずにゆっくりと進める
    男性も意識を変えるべき
    ひふみの原則
    非伝統的なもの/不自然なもの/未経験なもの
    「しょうわそうす」の覚え方
    終章 添加物から見えてくること
    経済合理性を支える添加物/見た目重視の日本人/過剰な美意識/世界一食材を捨てる国/食のグローバル化は危険のグローバル化/添加物で考えよう/頑張れ、お母さん

  • ファーストフードやコンビニ弁当はもちろんのこと、ファミレスや外食チェーン、冷凍食品やスーパーのお惣菜、市販の調味料に至るまで、“どこかの誰か”が作った食べ物には必ずと言っていいほど食品添加物が使われている。

    本当の“おいしさ”の味覚を変化させるだけでなく、成長期の子供たちの心までも歪めている可能性がある。

    添加物の使われている実態や、なぜ使うのか、誰がそうさせているのか、など日本人の根本的な食への関わり方にも言及。
    危険を発するだけでなく、どのように食品と向き合って行けばいいのかや食品の選び方が書かれていて安心できる。

    添加物の危険性や食品業界の現状を顕にした前著「食品の裏側」に対するアンサー本的 続編。

  • 食品の裏側の続編です。
    今回も添加物関係の非常に多くの事例とその効果などたくさん書かれておりました。
    安心の食材を自分で作ったりするレシピとかも書いてありますよ!

    この本を読んで改めて現状の日本人の食生活と、今後の子供たちの味覚など非常に危惧する部分が多いと感じました。
    そして、私も含めて添加物を取らない生活というのは不可能に近いこともわかりました。
    その状況で、少しでも添加物を取りたくないと思うのでなるべく妻の作った安心でおいしい料理を食べたいなと強く感じました。

    今の日本の食生活を作ったのは私たち消費者や業者であります。
    少しでもそれを改善していきたいと思いました。
    私は生協(自然派クラブ生協です)から食品を購入しており、スーパーよりは安心できる食品を食べているのかなぁと思ってます。
    今後も真剣に野菜や畜産物を作っている方々を買い支えるという意味でも、生協などで購入していきたいと考えています。
    もっと日本の農業や流通が良くなって、生産者の方と消費者の私たちがお互いに良くなれるようになればいいなと思います!

  • セミナーに参加し、目で見て本を読み、理解。きっかけがなければ知らなかった情報。これから子供を産む体なので、今この事が知れて良かった!

  • この本は、これを書いている著者、安部司さんが前に出版した本「食品の裏側」で冷凍食品などのほとんどの食品には多数の添加物が含まれていると書いたときに、「じゃあ、なにを食べたらいいのか?」という質問がかなり多かったため、その質問に答えるべくこの本を書いています。本の内容はうまく添加物とつきあいながら、より良い食生活を送るための知識について書いてあります。例えば、ソーメンは鍋で10分くらい温めないとやわらかくならないのにラーメンは3分でやわらかくなりますよね?その理由は作り方にあります。両方とも保存食なので水分を飛ばします。でも、その方法が実は全然違うんです。ソーメンは生のまま干して水分を飛ばします。だから、食感もでますし、カビもあまり生えてこないんです。でも、インスタントラーメンは違います。すぐ「戻る」ようにするために乾燥のさせ方を工夫しています。まず、味をつけた麺をゆでたり蒸したりします。そのゆでた麺の水分を飛ばすために、およそ、120°〜130°の油で揚げて「てんぷら」にします。家庭ではてんぷらは160°〜180°の油で揚げるそうですが、そうするとパリパリの長崎皿うどんみたくなってしまうので、それを避けるために低温で揚げるそうです。この情報は、この本のうちの一部分にしかすぎないので、まだまださまざまな情報がのっています。ぜひ、読んでください。

  •  前作を読み、講演も聴いたこともあったので、2作目にはあまり興味はなかったというのが、本心である。

     しかし読み進めていくと、リスク管理についての内容が記載されており、善悪だけではないと言及されている部分が多くみられた。

     日本で、一定の収入の枠の中で、町中で生活する一般的な人を考えると、田舎から毎週のように仕送りがあるわけでもなく、食品の購入について、数多くの選択肢の中から、どのように選択していくかということを、わかりやすく書かれてある。

     思い起こせば、弁当の始まる中学生から、1年長く通った大学時代を通して、母親の弁当であった。本の中に書かれてあった、汁漏れ事件は1度や2度ではなく、教科書、ノートなどは、それぞれ茶色くなったり、いい臭いがついている状態であった。決して色合いも派手さはなく、赤い色のウインナーにあこがれたこともあったが、幕の内弁当を食べて、あこがれの赤いウインナーがあまりおいしくないことも知った。
     また、祖父祖母と一緒に暮らしていたこともあり、煮物などが多い生活であり、インスタント食品はあまり食べたことがなく、これらもあこがれの食品であったためか、いまでもそれらはあこがれで、たまに食べる分にはいいが、それ以上ほしいと思えない食品である。

     仕事をするようになり、外食する際はできるだけ納得できるようなお店で食べるようにはしているが、懐事情をあわせると毎度というわけにはいかず、自宅に帰るなりして食べるのが一番であると書かれてあるように思えた。

  • 200903 前作とカブリが多いけど、それでも良書

  • 原材料の中に書かれていた
    調味料(アミノ酸等) pH調整剤
    の意味を知ることができました

    自分は 加工品 外食が続くと
    体調が悪くなる傾向があります

    その理由を知ることができたこと
    そして 自分にとっての健康維持方法の参考になる
    一冊だと思います。

    なに食べても いつも元気ならいいのですが
    自分は 違うようですっと。

  • この人の本は本当に読みやすい。でも、心が痛い。グサグサささる。
    食品添加物を自在に操り、外食産業や飲食店が利益を得るためのサポートをしてきた彼がたどり着いた結論。
    「食べることを、いい加減にしない」
    おいしい、便利、きれい、安い。
    食べ物に工業製品のような性能を求めた結果の、現在。
    食べ物って、そんなものじゃ本来なかったはずだ。
    毎日食事を作ってくれている人への感謝と、畏敬の念をなぜ忘れてしまったんだろう。
    家事は本当に崇高で、大切な仕事だったはずなのに、どうして手放してしまったんだろう。
    食べることは、生きること。
    「添加物は取りすぎると良くありません。暮らしに合わせて、賢く活用しましょう」なんて
    使い古された結論ではないのがすばらしいと思った。
    男女参画社会、女性が輝く社会、私らしく生きる。
    すばらしく聞こえるこれらの言葉は、単なる資本主義のエゴから生み出された
    キャッチコピーだったのだろうか。
    書店に氾濫する女性誌の煽り文句を眺めるたび、むなしい気持ちになってくる。

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著者プロフィール

安部 司(アベ ツカサ)
安部司(70万部『食品の裏側』著者、「無添加の神様」とも呼ばれる)
1951年、福岡県の農家に生まれる。山口大学文理学部化学科を卒業後、総合商社食品課に勤務する。退職後は、海外での食品の開発輸入や、無添加食品等の開発、伝統食品の復活に取り組んでいる。
NPO熊本県有機農業研究会JAS判定員、経済産業省水質第一種公害防止管理者を務めつつ、食品製造関係工業所有権(特許)4件を取得。開発した商品は300品目以上。一般社団法人加工食品診断士協会の代表理事。
2005年に上梓した『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社)は、食品添加物の現状や食生活の危機を訴え、新聞、雑誌、テレビにも取り上げられるなど大きな反響を呼んだ。現在70万部を突破するベストセラーとなり、中国、台湾、韓国でも翻訳出版されている。その他の著書に『なにを食べたらいいの?』(新潮社)、『食品の裏側2 実態編 やっぱり大好き食品添加物』(東洋経済新報社)、『「安心な食品」の見分け方どっちがいいか、徹底ガイド』(祥伝社)などがある。

「2021年 『世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん ベスト102レシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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