酷: ハーシュ

著者 :
  • 新潮社
3.22
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本棚登録 : 138
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103351917

感想・レビュー・書評

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  • 前川裕

  • 新婚夫婦が手斧で惨殺される事件が発生し、犯人は逮捕される。
    20年後、同じような事件が発生。女性の口には結婚式場のパンフレットを丸めたものが押し込まれている。
    20年前の事件を最初に書く意味って何だろうと思ってた。
    ただ類似事件が20年前に起こりましたってだけかと思ったら、最後に繋がりが。
    最後まで、事件の真相が良くわからないままで、みんなが微妙に怪しい状況で、先が知りたくて一気に読めた。

  • クリーピー』が面白かったので、期待して2冊目。
    申し訳ないけれど、期待はずれでした。
    犯人の殺意に全く同感出来ず、そんな子どもみたいな理由で!?
    手斧で惨殺!?してしまう割りには
    したたかに罪を他の人になすりつけようとする狡猾さ。
    離人症ならぬ乖離性障害を患わっているといえども、
    納得できない犯人像。女性の人格を甘く見すぎているのではないの?
    もっともっと深く抉るぐらいに犯人を描いて欲しかった。
    父娘関係も曖昧で母の存在をも薄くて、何ひとつ共鳴できなかった。

  • 初めて前川さんの作品を読みました。

  • いろんな意味で「酷な」警察ミステリ。一部の伏線と結末にいささか不満は感じるのですが、それを補って余りある迫力がありました。「クリーピー」が映画化されましたが、本作も映像化されると良いな

  • 久しぶりにこの手の残虐ものを読んだ気がする。
    嫌いじゃないな(^_^;)って思ってしまった。

  • 元来、読後感の悪い、ホラー調の読み物は苦手な性質なのだけれど、前川さんの作品はリーダビリティも手伝って、ついつい読んでしまう。今作も相変わらずの薄気味悪さ、スリリングな展開で一気読み。面白かった。
    ただ、人間関係が集中し過ぎていて、そこのところはちょっと不自然さを感じないでもないかな。あと、変態的な描写も読めないわけじゃないけど、ちょっと引く、、。

  • 2月-18。3.0点。
    20年前に発生した、新婚夫婦を手斧で惨殺した事件。
    類似事件が発生。キャリア刑事、20年前捜査した元刑事
    と主人公。捜査、軋轢などなどあり。
    相変わらず人間の狂気が、上手く描かれている。

  • 前川さん3冊目・・・、クリ―ピーは面白いと思ったんだけどな。もう、新刊でても読まないかな。
    性的な部分が、なんだか気持ち悪い。服装の説明も。
    表現がおっさんくさくて、キャラと合わない感じ。

  • みんな怪しい・・・。
    うーん、最後にもう一つオチがあれば最高に
    なった気がするけど・・・。
    そこが残念★

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著者プロフィール

現在、関西学院大学理学部准教授・宗教主事。2010 年より日本聖公会京都教区ウイリアムス神学館非常勤講師。
著書『新約聖書解釈の手引き』(共著、日本キリスト教団出版局、2016 年)、『新約聖書の奇跡物語』(共著、リトン、2022 年)訳書E. ギューティング『新約聖書の「本文」とは何か』(新教出版社、2012 年)、R.カイザー『ヨハネ福音書入門―その象徴と孤高の思想』(教文館、2018 年)など。

「2023年 『今さら聞けない⁉︎キリスト教 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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