かぜまち美術館の謎便り

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 374
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103368311

感想・レビュー・書評

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  • 美術を巻き込んだ新しいミステリー。
    どんどん先が気になり読み進めてしまった。他の本も読んでみたいと思った。

  • カリスマ学芸員のパパと保育園児のかえでちゃんの会話が何とも不思議で楽しい。
    大人目線だけでなく子供目線が大切に扱われていて、いろんな視点を大切にできる感じが素敵。
    ピカソ、マティス、ゴーギャン、シャガールらの名画解釈と若くして亡くなった画家の思いの融合が面白く、久々美術館に足を運びたくなった。

  • 18年前に死んだ画家から遅れて届いた絵葉書が謎解きになっているなんて。
    その絵葉書も見たくなるような展開だった。
    こういうことが伝えたかったんじゃないの? と解説してくれる人がいないと???だよなぁ。
    言葉で伝えるだけでなく、絵で伝えられるって素敵。

  • <かぜまち美術館>の館長として赴任してきた父・佐久間と、保育園児の娘・かえで。
    そのころ香瀬町では、十八年前に亡くなったはずの画家から絵葉書が届く、不可思議な出来事が起きていた。その画家は、かえでが通う保育園の先生・カホリの兄であるヒカリらしく……。
    香瀬町の過去が見え隠れするミステリー。

    文章は非常に軽く、内容も割とあっさり。
    絵画解釈は面白いけど、もとの絵を知らないとピンとこないのでネットで検索しつつ。
    後半になって核心に迫っていく盛り上がりは面白かったけど、前半はそこまで興味を引かれなかったのが残念。

  • 図書館。
    これも気になっていた作品。
    かえでとカホリとヒカリ
    作品のない美術館の館長
    絵がわからないので、絵の
    見方の解説がたいへん興味深い。
    読後感のいい作品だった--
    はずなのに、
    最後………XXじゃないのかよ。

  • 18年前に死んだはずの画家から届いた絵葉書が封印された町の過去を解き明かす―
    イクメンでカリスマ学芸員のパパと保育園児のかえでちゃん。
    寂れゆく町に引っ越してきた、オアシスのような父娘コンビが、ピカソ、マティス、ゴーギャン、シャガールらの名画解釈をもとに、夭折の天才画家が絵に込めた想いを読み解き、その最期の真相に迫る!

  • 予想外のラストでした

  • さらさらさらっと読了。
    アートからみのミステリー。
    解釈が色々出てきて面白かった。
    少し設定に無理を感じてしまう、、、。

    2014年 新潮社

  • 12/08/2016 読了。

    図書館から。

  • 寂しい田舎町・香瀬町の美術館館長として東京から越してきた”カリスマ学芸員”佐久間と娘のかえで。かえでの通う保育園で働いている隣家の宇野カホリ。シナトベ祭りを目前にしたある日、保育園の園長のもとに一通の絵葉書が届いた。消印は18年前の8月1日。18年前に亡くなったカホリの兄・ヒカリが書いた絵葉書に込められた思いとは…。絵画にまつわる小さな謎が最後、ヒカリの死の謎に繋がる。ピカソにシャガール、ゴーギャンと有名画家の名前がズラリ。ネットで検索しつつ読みました。面白かったけど、ラストはちょっとしょっぱい感じ笑。

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著者プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(早川書房刊)。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』(角川書店)の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』(講談社)、『偽恋愛小説家』(朝日新聞出版)、『かぜまち美術館の謎便り』(新潮社)などがある。

「2021年 『使徒の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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