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- Amazon.co.jp ・本 (1088ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103396123
感想・レビュー・書評
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久々に厚さに圧倒される。大河ドラマくらいしか新撰組の知識がないので大量の登場人物に苦労した。序盤はとにかく恐ろしかった。人殺しも怖いけど、この時代も怖い。
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佐幕だの倒幕だの、はたまた尊皇だの攘夷だのと、大層な旗印の下で戦をやらかす。忠義や正義をかざし、武士道だの維新だのと自らを正当化して命を奪い合うのだ。時代がどうあれ、世相がどうあれ、ヒトごろしに理屈なんざ要らないよ。佩刀できる身分を得て、ただ殺したいから殺すんだ。出世のためでも、世直しのためでも、何でもない。大義に殉じる殺しなんてあるものか。ヒトごろしは、潔く己を人外と認めりゃいい。あの屑野郎の沖田総司も、人にあらずとの自覚はあったのだろう。死は、血飛沫は美しい。殺したい。俺は「土方歳三だ」
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2018/02/07読了