ヒトごろし

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (1088ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103396123

感想・レビュー・書評

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  • 久々に厚さに圧倒される。大河ドラマくらいしか新撰組の知識がないので大量の登場人物に苦労した。序盤はとにかく恐ろしかった。人殺しも怖いけど、この時代も怖い。

  • 佐幕だの倒幕だの、はたまた尊皇だの攘夷だのと、大層な旗印の下で戦をやらかす。忠義や正義をかざし、武士道だの維新だのと自らを正当化して命を奪い合うのだ。時代がどうあれ、世相がどうあれ、ヒトごろしに理屈なんざ要らないよ。佩刀できる身分を得て、ただ殺したいから殺すんだ。出世のためでも、世直しのためでも、何でもない。大義に殉じる殺しなんてあるものか。ヒトごろしは、潔く己を人外と認めりゃいい。あの屑野郎の沖田総司も、人にあらずとの自覚はあったのだろう。死は、血飛沫は美しい。殺したい。俺は「土方歳三だ」

  • 2018/02/07読了

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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