しんせかい

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103503613

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  • 集団生活の知恵と工夫
    都会の生活から田舎での生活は、生きていく為のさまざまな作業含め苦労も肉体的疲労度も全く違う。日々の食費・食糧を稼ぐだけと言えども農作業はコンビニで商品を買うような生活はできない。自然環境を知り、日々の成長を確認しながら農作物を育てるという、時間と手間暇をかけなければ生まれないのだ。「人vs人」が「人vs自然」で何が変わるのかよく知り弁えることが必要だ。 また「勉強」は一見何も目的とは関係ない事でも「行動」そのものが心体にさまざまな力を得ることができるのだ。

  • 北にある谷と呼ばれる場所で過ごした1年間。

    馬の世話や農業の手伝いをしながら、先生と呼ばれる人から演劇や脚本について学ぶその施設で、スミトは過ごした。

    先輩の1期生のいうことに従って、2期生たちとの交流。
    時々手紙を送ってくれる天とのあいまいな関係と、同期に思われる気持ち。

    先生の文句を言ったことで叱られたり、面白がられたりして
    栄養失調で倒れたり、喘息の発作が出ても
    暑くても寒くてもそこで過ごした日々。

    他短編。
    試験前日に都内のホテルと浮浪者と喫茶店をうろうろした話。

  • 人を描くということ
    『コンビニ人間』の後ではそれ以外の作品はどれも陳腐に思えてしまう。

  • わりと好きな世界。
    文の書き方も独特で読みやすかった。
    が、内容がはっきりとしない。ところがやましたスミトなのかもしれない。
    かもしれない。
    そうだろう。

  • 芥川賞受賞(2016年下半期/第156回)

  • スミト〜だいすき♡ちゅ♡

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/665752

  • よくわからん

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著者プロフィール

1966年、兵庫県生まれ。富良野塾二期生。96年より劇団FICTIONを主宰。2012年『緑のさる』で野間文芸新人賞を、17年『しんせかい』で芥川賞を受賞。その他の著書に『ギッちょん』『砂漠ダンス』『コルバトントリ』『ルンタ』『鳥の会議』『壁抜けの谷』『ほしのこ』がある。

「2020年 『小鳥、来る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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