同潤会代官山アパートメント

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 514
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103525318

感想・レビュー・書評

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  • 4世代にわたる家族のお話。
    震災や戦争などの時代背景と共に八重さんの歩んだ人生。
    孫や曾孫と過ごせる時間の中で消えていく命もあり。
    読みながら映像が浮かんだ。
    素敵なストーリーでした。

  • 代官山にあった同潤会アパートの一部屋を舞台に4世代の思いを追っていく。しかし、一族が心のよりどころとして戻れるところがあるのはいいな。最初は小さな苗木が最後は3階より大きくなる。そのように家族が広がっていく。家族の在り方を考える。変わらない家族の心のつながり。じっとりとした作品である。

  • 4世代のリレー小説。その時その時の時流も反映されていて飽きずに読めた。寡黙で、でもここぞという時に肝の据わっている八重さん、クールだわ。孫や曾孫に頼りにされているところもいいね。
    あの時のアレがそこに繋がっているのか!ていう伏線も見事でした。高いところは苦手と言いながらも最後東京タワーからアパートを眺める描写に感激。

  • 家族のお話
    戦前から現代へと流れていく、静かで優しい時間だった。
    勿論平穏ばかりじゃなくて、実はこのお話の始まりから悲しい出来事も起こるし、
    人も色々な理由で亡くなったりする。
    それはまあ、今生きている自分もそうだから、またお話を身近に感じたりもした。

  • じんわり暖かくなる話だった。
    アパートメントに住む家族の日常が描かれている。登場人物が言葉の少ない人で。それゆえに発言するときに相手を思う優しさや強い意志をすごく感じる。

  • 2020 1/13

  • 2019.07.04

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著者プロフィール

『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズが累計700万部を超えるベストセラーとなる。同シリーズで、文庫作品初の『本屋大賞』候補、『本の雑誌』が選ぶ「この40年の書籍 第1位」に選ばれるなど、幅広い層からの支持を集める。

「2022年 『ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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