博士の愛した数式

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104013036

感想・レビュー・書評

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  • 数式の見せる美しさと博士の記憶が80分しか持たないことによる儚さを持ち合わせるストーリー。この対比が際立つ内容であった。

    博士の子どもを敬うあの姿の背景はなんだったのかがいまいち自分の中では腹落ちしなかった。。

  • 80分しか記憶が持たない数学博士と、その世話をすることになった家政婦、家政婦の息子「ルート」のお話。
    登場人物の描写は満点。特にルート。博士との二人の留守番の際に怪我をし、涙を流した理由が「少しでも母が博士を疑ったのが許せない」という場面は一番良かった。
    ただ、ストーリーがどうしても単調で、感動の場面がもう少しあるのかと思っていた分、拍子抜けしてしまった。(やはり作品に過度に期待しすぎるのは良くないな…とこの後反省……)
    博士と義理の姉の関係も、もう少し描ききった方が個人的には良かったかな。あれでは何か不倫にも取れるし、清い関係にも取れるし、よくわからん。
    (写真に寄り添って笑顔で写ってるっていう描写や、何もかも忘れてしまうけど私のことは覚えてる、の台詞とか)

    個人的にはもう少し波が欲しかったです。(ストーリーの) そして野球に詳しくないから、野球の場面もあまり燃えないという…

  • 色々と突っ込み所が多い話ではある

  • 「告白」「OUT」とヘビーな物語ばかり立て続けに読んでたので、これを読んでいい「毒抜き」になった。笑
    ほんわかする。

  • 旦那購入。
    DVD鑑賞後読みました。
    面白みがわからなかった…

  • 温かみのあるお話
    愛おしい気持ちが共感

  • 期待したほど感動はしなかった。

  • 評判の割りにピンとこなかった。

  • 想像してたのとだいぶ違う。描写の豊かさに引き込まれ、だけれど途中でいたたまれなくなった。ただ、ラストはすごく、好きかなぁ。
    読了直後は終わり方が自然すぎて肩透かしをくらった様だったけれど。

著者プロフィール

1962年、岡山市生まれ。88年、「揚羽蝶が壊れる時」により海燕新人文学賞、91年、「妊娠カレンダー」により芥川賞を受賞。『博士の愛した数式』で読売文学賞及び本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。その他の小説作品に『猫を抱いて象と泳ぐ』『琥珀のまたたき』『約束された移動』などがある。

「2023年 『川端康成の話をしようじゃないか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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