- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104507122
感想・レビュー・書評
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最後まで読んで、ほっとしたけれど、なんだか寂しいような。人生の分かれ道。
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「しゃばけ」シリーズ史上もっとも重苦しい幕開けです。特に屏風さんファンの私にはかなりつらいものがありました。若だんなの悔恨も痛々しいし。こんな物語は、あまりにも悲しい!
だけど読み進むうちに「これは!?」という気分に。なるほど、こういう構成でしたか~。読み終わると、ほっと安心できます。
お気に入りは「こいやこい」。ストーリーの面白さもさながら、ひさびさにかなりの謎解き要素もありますね。かなめのキャラもいいし。だけど最終的に○○が変わってしまったということは、若だんなと彼女はもう出会えないのかな? それが少し残念です。 -
屏風のぞきいいいガクッ
花見の描写良し。行きたくなった!
かわいい佐助さんも見れた! -
今回は、いつものお話よりも数年先の世界。
1話目の「ゆんでめて」が4年後、次のお話が3年後……というようにカウントダウンしていきます。
1つずつのお話は結構ユーモラスなんだけれど、その下敷きにちょっと切ない出来事をはらんでいるから、ハラハラしながら読んじゃう。
短編集で、1つ1つの話だけ読んでもそれで完結しているけれど、繋がっているので、最後まで読まないと。 -
師走から年始にかけて、仕事に忙殺される日々からの逃避だろうか、しゃばけシリーズを最初から9冊も読んでしまった…!
9冊目は、ちょっと悲しかった…。
でも、ちゃんと最後はめでたしめでたしで良かった^ ^ -
連載はまったく目を通していないのですが、本として一冊に纏まると本領発揮、という作品ですね。5編の短編一作ごとに一年分、過去の話へ遡って行く訳ですが、この構成が5編目で上手く生かされています。読者がこの一冊で若だんなと一緒に体験して共感してきた出来事は、最終的には「読者しか覚えていない物語」になってしまいますが、それが少し寂しく感じられます。「ゆんで」か「めて」か。「あの時、」と誰もが一度は思う事だと思うので、お話としては共感が持てました。