東京公園

著者 :
  • 新潮社
3.58
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本棚登録 : 561
感想 : 136
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104718023

感想・レビュー・書評

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  • いいなぁーやっぱ、小路さんこのところのヒット。ほんわりしていて、切なくて。人妻を好きになりそうな主人公が見てられなくて、お姉さんと友達の共犯関係がよくて、同居人+友達のかもし出す雰囲気・会話が好き。それぞれが背負っている過去や思い、孤独感。でも思いやりを持っている登場人物たち。主人公の選択には、あっけなさを感じたものの、でもそれが順当な答えだとも感じたし、平和主義者、ハッピーエンド支持者としてはほっとした。東京の公園、こんなにあるんだってびっくり。めぐってみたいな。

  • さまざまな公園をゆったりと歩く子連れの若い母親。
    それをファインダー越しに見つめる男子学生。
    そこはかと伝わってくる暖かい空気が心地よい作品。
    がーっと盛り上がるわけじゃないんだけど、二人の間に流れる繊細な感情に胸がドキドキしました。
    ラストが綺麗に終わりすぎて、そこがちょっと引っかかったりしたのですが、(登場人物がみんないい人すぎる・・・)好みのお話でした。

  •  今度のお休みには カメラを持って公園へいってみよう!  と 思ってしまいました。ヒロさんの「マイナス100」のエピソードむぎゅ となりました。好きな人たちの幸せを望んで同じ方向を ずっと見つめて一緒に生きてく 理想論かもしれないけれどもそう考えながら暮らしてゆくことができたら・・・わたくしもまだまだ色んなことが途中です。本の最後のほうにto"Follow Me!"とあったのは なにかなぁ・・?その事も考え中です。

  • カメラマンを目指すケイジは公園に出向いては家族写真を撮っている。
    ある日被写体に選んだ家族の旦那さんから
    奥さんを尾行して内緒で写真を撮って欲しいと依頼される。
    しかしどうも奥さんはケイジの存在に気付いているようだ。
    同居人のヒロや幼なじみの富永と真意を探る。

    いろんな公園が出てきます。お散歩ガイドになりそう。
    話のテーマとしては家族と恋愛なのかなぁ、まとまりきってない印象。
    特に女性陣はまだまだ裏がありそう!
    あとたまに不自然な文があるのが気になる。

  • ケイジとヒロの関係はいいな。
    東京のいろんな公園が舞台になってるのも
    なかなかおもしろい。
    でも、これっていう出来事もなく、単調に感じた。

  • 感想を一言で言うとしたら、「公園に行きたくなった。」笑

  • この本から小路幸也さんが好きになった。
    この空気感好きです。

  • あぁ、面白かった。
    全体の温かい雰囲気や、やさしい気持ちの人々。
    トゲトゲした気持ちがあるときに読みたい一冊。落ち着くよ。

  • カメラ好きの大学生が受けたちょっと不思議な依頼を
    中心としたミステリ要素もある青春物語。
    東京の公園がたくさん出てくる。
    この本で小路さんを知り、虜になった。

  • なんとも言えずほわほわ。

    カメラを持って公園に出かけたくなる。家族写真、好き。

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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