アミダサマ

  • 新潮社
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感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104734023

感想・レビュー・書評

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  • 2011年、9月9日、七章を目前にして断念。

    終始理解不能。自らの読み落としかと思ったけれど、説明不足過ぎる。

    登場人物の考え、行動の理由、意義も分からなければ、ミハルが登場したことによって町の人間がどう変わったかを描きたかったにしても、今までの町の人間の描写が無いために実感が湧かない。

    不気味とか恐いじゃない、とにかく気持ち悪い本だった。二度とこの作者の本は読まない。

    星一つ!

  • 読まなくても良かった。よくわからなかった。
    帯にあった「震えと涙が止まらない...」
    理解できなかっただけ、だとは思うのだけど。
    信仰が足りないのかも知れない。

  • 基本的にこの人とは相性が悪いんですが、他の本の巻末広告を読んで借りてみたものの、やっぱあきませんでした(笑。登場人物の誰もが幸せになれない話しは苦手です。

  • 面白くなかったと言えば嘘になるんだけど…
    いまいちよくわからなかった。
    人物描写はとても細かくお坊さんの母親の変化など
    恐ろしく感じたほどだけど
    話が飛ぶって言うか、いきなりな部分があるというか。

    でもこの作家さんの本をもう一冊借りているので
    近日中に読む予定。
    嫌いじゃないんだなぁ~恐ろし系。

  • 耳鳴りに呼ばれた悠人は冷蔵庫の中で眠るミハルを見つけた。
    同じく彼女を発見した近所の住職である浄鑑は
    2人を近づけると不吉なことが起こると察して
    ミハルを自分が引き取ると申し出た。
    浄鑑とその母の世話ですくすくと育つミハルだったが
    やはり不思議な能力を持っているらしく
    彼女が可愛がっている猫のクマは
    とうてい生きているはずもないような姿でも呼吸し続ける。
    見かねた浄鑑がクマの息を止めたが
    今度は母親の様子がおかしくなり、村も異常な雰囲気となる。
    一方ミハルに再び呼ばれることを渇望し続ける悠人は
    電車で因縁のある祖父のコエを聞いてしまい
    祖父のアパートの隣に住む律子の部屋に転がり込む。
    装画:藤田新策 装丁:新潮社装丁室

    気味の悪い物語です。
    いったいミハルの力は何だったのか。
    明かされないまま多くの人が死んでいきます。
    わからないものへの恐怖を表現しているのかもしれないけれど
    もう少し説明が欲しかった。

  • 沼田まほかる 50代の時初めて書いた
    「九月が永遠に続けば」で
    第5回ホラーサスペンス大賞を獲得
    道尾秀介を押しのけて(・・?
    これが読む動機
    確かに「九月が永遠に続けば」スゴイ
    ・・・がこの人の経歴
    主婦・僧侶・会社経営者
    「アミダサマ」文字通り僧侶の面が光る
    ・・・でもなんだか私の読解力のなさか
    不完全燃焼 同じ作者なのかと・・・思う

  • んんん……?なんでこんな展開なのだろう。
    いきなりほとんど前置きもなく「出会った出会ってしまった」的に登場人物だけが盛り上がるから、読者置いてきぼり。
    あれよあれよという間に状況だけがサクサク進むので、まるっきり感情移入できない。

    なんというか、前戯ナシのいきなり挿入みたいな(例えがお下品ですか?いやでも、本当にこんな感じ)。
    村の人たちがぶっ壊れていくところも、「前の状態」がほとんど描写されていないから、ちっとも胸に迫らない。
    なんでこんな大切な伏線描写を全面的にすっ飛ばした構成なのだろう?すごく不思議。
    それに肝心のミハルがまるっきり存在感ないっての、どうなの。

    でも律子との絡みが良かった。
    あと浄鑑さんのお母さんの壊れっぷり。

  • これは短編で良い内容なのでは…と思ってしまった。
    浄鑑の母がこわれゆく描写は恐ろしかったが、
    それ以外は非常にだらだらとしていて読みづらい。
    登場人物の性格や行動にもまったく共感できず。

  • ヒトの世の悪い事ばかり書き連ねてあって、気分をローに設定したいときにおすすめ。

  • 図書館にて。
    うーん…謎。何が書きたかったんだろう?
    お母さんの変貌ぶりがびっくり。
    この作家好きだったんだけど、最新作になるほどダメになる感じ。
    お坊さんの存在感がイマイチ薄かった気がする。

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著者プロフィール

沼田 まほかる(ぬまた まほかる)
1948年、大阪府生まれの小説家。女性。奈良県在住。読んだあとイヤな後味を残すミステリーの名手として、「イヤミスの女王」という称号で語られることもある。
寺の生まれで、大阪文学学校昼間部に学ぶ。結婚して主婦になり、母方祖父の跡継ぎを頼まれ夫がまず住職となるが、離婚を経て自身が僧侶になる。50代で初めて長編を書き、『九月が永遠に続けば』で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞、56歳でデビュー。
2012年『ユリゴコロ』で第14回大藪春彦賞を受賞し、2012年本屋大賞にノミネート(6位)。それを機に書店での仕掛け販売を通じて文庫の既刊が売れ出し知名度を上げた。
代表作『ユリゴコロ』は2017年9月23日に吉高由里子主演で映画化。同年10月、『彼女がその名を知らない鳥たち』も蒼井優・阿部サダヲ主演で映画化された。他の代表作に、『九月が永遠に続けば』、『猫鳴り』、『アミダサマ』。

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