- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784105334031
感想・レビュー・書評
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★3.5。ユアグローらしい軽妙で豊かなイメージに溢れた短編集。壁をよじのぼるお母さんの話が好き。
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『一人の男が飛行機から~』がなかなかだったのでこちらも読んでみたが、すっかりユアグローの世界にはまってしまった感がある。一つ一つは意味不明なショートショートなのだが、なぜか癖になる。さくっと読めてクスッと笑えるところがいい。
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朗読会でのユアグロー氏は、見ているこちらまで楽しくなってしまう空気感の人だった。あんなふうな大人であること、あこがれます。
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新潮ケータイ文庫で配信されていたショート・ショート集。あえて、電子配信されていたのをアナログ的ペーパーで読んでいるのは滑稽ですね。(しかも文庫ではなくハードカバーで。)まるで、眠っているときに見る、筋書き・脈略のない夢のような物語が数多く載せられています。日本向けに書かれているだけあって、外国人なのに日本のことをよく知っているなと関心することも多々。おすすめは、本の中ほどに出てくる、ある海外作家を意識した3篇。短い文章ながら、この3人の作家の本を読んだことがなくても、「あぁ、そんな感じ」と思わせてしまう話の展開には感心します。一気に読むのは、少ししんどいですが、他の本の間に一日数編ずつ読んでんでいくのが良いと思います。
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とても短い意味不明なお話の群。
こういうのすごい好きだ。
お花見デパ地下おにぎり寿司カラオケ自販機…タ、タケコプター!?
なんかやたら日本的なアイテムが出てくると思ったら、日本のケータイ小説として書かれたらしい。
「思慮深い幽霊」と「プレッツェルの最期」が好き。 -
短編集。
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★…4.5くらい。一篇が1〜2Pくらいのお話がたくさん詰まってる。よく意味が理解出来なかったお話も割とありましたが(頭悪いなワタシ汗)、魅力的なお話はそれ以上。ブラックで、突拍子もない世界…なんとも言えない余韻に浸れる。柴田さんのあとがきもなんか面白かったなぁ。ショート・ショート好きなので、彼の他の作品も是非読みたい。
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バリー・ユアグロー氏が日本の携帯文化のために書いたショートショートストーリー。もともとユアグロー氏は超短篇が得意な作家だったのだが、来日した際に若者が携帯に見入っているのを見て書き下ろしてくれたものだという。ブラックな世界観はこの本でも本領発揮している。短篇のタイトルのアルファベットに合わせたイラストも面白い。