作家と猫のものがたり (とんぼの本)

著者 :
制作 : yom yom編集部 
  • 新潮社
3.50
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本棚登録 : 120
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106022098

作品紹介・あらすじ

猫と文学の、ふかーい絆。人気女性作家10人が綴る、愛猫エッセイ&フォト・アンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • 10人の女流作家が描く、それぞれの想いを込めた愛猫エッセイ。
    「そばにいるだけで」小池真理子 「チャンス」乃南アサ
    「たびという名の」島本理生   「谷中の猫のはなし」森まゆみ
    「魔法の国から来たマンチカン」最相葉月 「戦友」村山由佳
    「きっとまた明日も」香山リカ  「チャイとミーミー」谷村志穂
    「猫一匹、人間さんにん、のちふたり」平松洋子
    「贈り物ー向田の猫たち」向田和子
    作家たち&猫たちのカラー写真多数。執筆者紹介、初出一覧有り。
    猫愛溢れる作家たちのエッセイ集です。
    愛するあまりの下僕っぷりまで、さらっと書いています。
    猫中心で、困ったことに世間が見えない場面も。
    まぁ、どなたも、うちの猫がイチバン!
    谷中の猫の話も楽しかったです。
    向田邦子さんが帰らぬ人となった後のマミオの様子には、悲涙。
    そして写された猫の佇まいも良かったです。

  • 現役絶賛活躍中(*^_^*)の女性作家さんたち(+向田邦子さんの妹さん)が“うちの猫たち”について熱く語るエッセイ。どなたも本気だして(としか言えない!)猫を可愛がっておられ、また、載っている写真の数々もみな、ファインダーの向こうの可愛くてたまらないという作者の瞳を感じさせる優しいものばかり。

    私は一時期、猫の本を次々図書館から借りだしていたものだから、ふらっと図書館に行っても、司書さんから「じゅんさん、新しい猫の本が入りましたよ」なんて声をかけられたりしたものだけど、猫が出てくればいい、というものではなくて、こんな本気の(*^_^*) 猫本が欲しかったのです。

    猫好きで有名な作家さんたちばかりで、私にとってもお馴染みの猫たちが多かったのですが、まるで古い友だちのように、あぁ、いたね~~と思ったり、その猫が寿命を終えて旅立った後、また、新しい猫が迎えられていて、よかった・・・と思ったり。

    作家たちが愛する“わが猫”は、純血種あり、雑種あり。確かに皆、可愛い子たちだけど、たぶん、それは彼らがとことん可愛がられているから尚更、そんな表情を見せてくれるんだろう、と思う。
    それぞれホントに個性的で、人間が一人ひとり違う性格を持つのと同じだね、とも。そして、その個性が必ずしも、飼い主の望んだ方向のものではなくても、お互い、段々と折り合いをつけてかけがえのない同居人になっていくエピソードが楽しい。

    我が家の猫も、去年、15歳で逝ったピプキン(スコッティッシュフォウルド)、今現在は、15歳のミルキー(シャム系雑種・捨て猫)、去年迎えたばかりでこの8月で1歳になる はぐ(サビ・捨て猫)、と3匹とも全く違う個性を持ち、また、加齢により、変化が生じてくるのも、楽しかったり、驚いたり。

    猫ばか本を読むと、うちに猫がいる幸せ、をしみじみと感じる。
    長生きしておくれね~~~!と、この本の猫たちにも、うちの2匹にも願うばかりです。

  • 作家さん達とそれぞれの愛猫さん達のエッセイ集。とても幸せな気持ちになりました。

  • 読友さんと「向田邦子さんとマミオ君」の話をしてて、また読みたくなったので近くの図書館の開架から借りてきました。何度眺めても可愛い猫たちです(笑)拙宅の猫もとても可愛いです(笑)(親バカ・猫バカですみません<(_ _)>)うちのゆずがキジトラなので、どうしてもキジトラに注ぐ時間が長くなります。島本理生さん宅のたびさん、ゆずにそっくりです(=^・^=)再々読です!

  • 猫の写真はハンパなくカワイイ。これは☆5つ。
    でも動物愛護的にそれはちょっと。。。って記述が多く、影響力のある人がかくとどうなんだろう、と思う。
    ペット不可のマンションでネコを買うとかフツーに書いているし。

    どの猫もかわいいけど、やっぱ自分のネコが一番だな(*≧∀≦*)

  • 2013年5月5日
    10人の作家さんが、猫についてのエッセイを書いている。
    猫が人にとっていかに特別な存在か、というのが、ひしひしと伝わってくる本でした。

  • 作家さんはネコ好きかが多い。
    猫と暮らせたらいいな

  • 《私-図書館》【再読】どの猫も可愛いなあ。マンチカンには、親近感いだく。(笑)

  • 猫と題名がついただけで手が出てしまう。作家が猫について書いたエッセー集である。自分が飼っている猫が一番可愛いので、他人の猫は作家がいくら可愛いと書いてあってもそうかという感じで感動はしない。

  • 島本さん目当てで。
    作家と猫。かわいい写真がいっぱいですが、中身はうすいかな。

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著者プロフィール

たくましいリベラルとして、右傾化する政治状況から現代社会の病理まで、メスをふるう行動派知識人。1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部教授。『若者の法則』『ぷちナショナリズム症候群 若者たちのニッポン主義』『生きてるだけでいいんです。』『弱者はもう救われないのか』『「悩み」の正体』『リベラルじゃダメですか?』ほか、著書多数。

「2017年 『憲法の裏側 明日の日本は……』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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