イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか (新潮新書 536)

著者 :
  • 新潮社
2.99
  • (2)
  • (14)
  • (44)
  • (11)
  • (4)
本棚登録 : 252
感想 : 27
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105364

作品紹介・あらすじ

世界で16億の人口を誇るムスリムにとって、日本は憧れの国! イスラムを過剰に怖れる必要はない。日本は理想的社会とされ、アニメやマンガも引っ張りだこ。その親日感情を「国益」にどう結びつけるかを論じる、最強のイスラム入門。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • イスラム圏の人と友人になったので、興味を持って読んでみた本。
    尊敬されているかはわかりませんが、親日家が多いとは聞いています。
    反面、日本から見るアラビアは情報も少なく、遠い土地というイメージ。
    双方の違いが気になります。

    日本は、イスラム諸国に対し軍事介入をしない平和国家と好意的に見なされているそう。
    加えて、日本の伝統を紹介したサウジアラビアの番組「カイゼン」が人気だと聞きます。

    英仏が行った植民地主義支配とは無縁の国であり、アメリカの隊イラン封じ込めに必ずしも同調しないことで評価されているとのことです。
    1971年にパキスタンから独立したバングラデシュを、先進国で最初に国家として承認したのは日本だとのこと。
    そういう国際的な意志表明の反応が遅い国だと思っていたので、意外でした。

    また、イギリスが操業していた石油施設の国有化で、国際市場から排除されたイランに、日本の出光がタンカーを送り込んだことは大きな快挙として感謝されているとのこと。
    当時孤立したイランと取引をしたのは、出光とイタリアの石油会社の二社のみだったそうです。
    この話が描かれた小説『海賊とよばれた男』を、そのうちに読みたいものです。

    日本文化は思ったよりも現地に紹介されているのだそう。
    ドバイにはマンガ寿司屋があり、オタク寿司、ヤクザ寿司といったメニューがあるそうです。
    なんと、メイド喫茶も誕生したのだとか。
    女性の娯楽が少ないイメージの強いイスラム諸国にも「カワイイ」文化が進出し、キティグッズなどが人気だそうです。

    『アンパンマン』もよく知られているそうですが、中東にアンパンがないため、「ピタパンマン」と名前を変えているとのこと。
    なんだかイメージが違いますが、そのほうが向こうではわかりやすいのでしょう。
    ちなみにドラえもんはアブクール、のび太はアーミルというアラビア風の名前になっているそうです。

    また『男はつらいよ』も人気だとか。
    意外に思えますが、あのシリーズは日本中でロケが行われたため、イスラムの人びとが日本の風土や習慣を知る良い教材になったのだとのこと。
    そんな海外向けの効果がある映画になるとは、監督も想像しなかったことでしょう。

    どうも日本人からすると、アラブ人はテロと結びついて怖いイメージがありますが、それはほんの一握りのイスラム過激派で、普通のイスラム人は平和な民族だと説明されています。
    もともと暑い過酷な砂漠気候の中で暮らしている人々は、助け合い精神に満ち、遊牧社会は外からやってきた人間との接触が多いため、異文化に寛容なんだとか。
    アラビア語の「イスラム」は「平和」を意味する「サラーム」という言葉から派生しており、イスラムは平和を求める宗教だとムスリムは語るそうです。

    日本人の抱くイメージとは真逆。
    まだ理解不足のようです。

    欧米で見られる、肌の色などからの人種的偏見や差別はイスラム社会では微塵も感じられないのだそうです。
    確かに、実際に話してみると、イスラム圏の人々は穏やかな人が多く、喧嘩腰の人に会ったことがありません。
    もっと知っていかなければいけないと思います。

    東京ジャーミィなど、ムスリムの礼拝モスクができたものの、まだまだ国内ではイスラム文化への対応が遅れているのが現状。
    大企業でもムスリムの礼拝用スペースがあるというところはなかなか聞きません。
    また、ムスリムを埋葬する墓地は、山梨県の塩山にわずかにあるのみで、足りていないのだとか。
    日本は火葬しますが、ムスリムは土葬なので、墓地形態が違うのです。
    理解不足が大きな誤解を招くことは避けたいものです。

    石油の輸入を中東に依存し、切っても切れない関係にあるアラビアと日本ですが、その割に日本人にとって、アラビアはまだ未知の地域。
    宗教などが複雑に絡み、分かり合うのは難しかったり物騒な印象を持っていましたが、この情報社会において、アラビア人たちが日本へ向ける興味と好意にそろそろ応えていく時なのではないかと思いました。

  • 「イスラム」というと、どうしても極端なテロリストのイメージばかりが先行するが、決してそうではないだろう。「モロッコで断食」で読んだムスリムの様子も、穏やかで、まじめ。

    ムスリムたちの目指す心意気、感情は、日本人のメンタリティに近いものがあるのだという。
    日本で普通の生活をしていると、イスラム教徒やイスラム文化に触れる機会はなかなかない。本当はどんな人々なのか、実際に知り合ってみたいと思った。

  • 2016.6.8ブックオフ富士見

  • イスラムの人がそこまで日本を慕ってくれているとは思わなかった。中東に行ってみたいな。

  • 根拠があやふやな、著者の都合のいい体験談だけ並べたようであてにならない。

  •  現代イスラム研究センター理事長、イスラム政治研究やイラン政治史をバックグラウンドとしている宮田律著のイスラム論。基本概念は、日本人、日本という国はムスリムから尊敬を受けているということで、決して悲嘆するなという内容。
    著者は日本人がイスラム文化に馴染みがないのは、歴史的な接触や交流の機会が少なかったことを挙げている。江戸幕府が鎖国をしていたために、イスラム商人もやってこなかった。その後、脱亜入欧政策によって、欧をみて発展を遂げていくことになる日本は、ムスリム文化を欧州の視点で横目に見つつも、直接的には欧を目指して突き進んでいった。
     中央アジアではウズベキスタンやアフガンは親日、ウズベキスタンは拘留されていた日本人達が立てた建設物の評価がとても高かったことから、トルコはエルトゥールル号への支援で一気に親日に。イラクは自衛隊の一生懸命な支援、オペレーションによって親日の感情が強い。
     後半は、イスラムが暴力的であるという問いに対して、アメリカが平和をもたらしているのか?という疑問で返している。
     ウンマというイスラム共同体の概念が、行動全ての規範であり、規律をもたらしめるものとして存在している。16世紀に一気に成長したのはオスマントルコである。その凋落とともに、原理主義が台頭してくる。
     最後はイスラムの人が、先進国と比べておもてなしの心がないという麻生太郎氏のコメントを引用した上で、対抗している。が、個人的な体験(イスラム圏で助けられた経験)からくるロジックで少々うんざりする部分も。生活が砂漠だから、仲間意識や外から来た人を助けるという概念があるということも加えているが、イスラムを砂漠の文化と間違って解釈してしまうこともあるかもしれない。
     何れにせよ、イスラムということ自体を1つの概念的な要素で構成しようとすると難しいというのが現時点の拙く勉強不足な自身の結論ではある。各国が、どのようなレベルでイスラム教を認識し、動いているのか、ビジネスとしてどのようなパイが存在しているのか、しっかり時間をかけて見なければ、形を変えてしまい、見失う。そんな世界が目の前まで来ていると思う。
     

  • 2015/11/22【古】258円

    今、旬なので。復習。

    2015/11/26 読了
    前半は日本がイスラムにどう思われてるか
    中盤はイスラムとは
    後半日本とイスラムの今後

    尊敬されてます。
    好かれてすので仲良くしたいです。
    多神教の日本と、一神教のイスラムは考え方が違うけど、お互いを思いやる心はよく似てます

    ユダヤ、イスラム、キリストとあるけど、イスラム教に関しては勉強不足だったので、今後勉強したいと思った。


    レポ無し。

  • やはりイスラムの親日の人達を大事にしたい。アメリカの尻馬に乗ってアメリカのような世界の嫌われ者になってはいけないでしょう。そのためには真の独立しかない。

  • なぜここまでイスラムの人に日本人は信用されているのか?とても不思議なことだけど、この有利さは使わない手はないはず。

  • イスラム世界での日本の評判紹介。概ね好評らしい。これからもそうありたいな。

  • 丁度「海賊とよばれた男」を読み終えた頃に、図書館から届いたよ~と連絡あったので、タイミングがいいというのか、ご縁があるなぁと思った本です。

    イスラム圏の人々は、概ね、日本という国や日本人を好ましく思っているようだ。
    憎んでいるわけではない(アメリカ寄りとは思われて、残念がられている)

    という印象をもった著者が、誤解されやすいイスラム教の基礎知識を交え、己の体験や知人の話を入れながら、イスラム圏の人々ともっと日本は向き合えるのではないか。ビジネスチャンスが広がっているのではないかということを呼びかけている・・・という解釈でいいかな。

    「テロ」のイメージが先行してしまうけれど、原理主義だの、テロだの乱暴なことをしている人はごく一部。ほとんどのイスラム教徒はそのことに胸を痛め、巻き込まれている。
    「聖戦」という言葉の解釈も宗派によって違う。
     イスラム教は元々は、穏和な宗教。だから、信者が多いわけで。いろんな戒律は、砂漠の人々を守るためのものだったのが、今では極大解釈されているところがある。
     ということが紹介されています。

    「海賊とよばれた男」にイランにタンカーを派遣する話がヤマバとしてあるのですが、この本でも、その事件を取り上げているので分かりやすいです。
     そして、どうしてイランがあれほど欧米を憎むのかも分かってきます。
     イランの歴史に疎かったので、ざっと調べてみると、中国や韓国が、日本がどれだけのことをと騒ぐのが何だか小さく聞こえるほど、そりゃあ、もう、苛烈な、蹂躙され続けた歴史があったのですね。(アジアを無視しないし、申し訳ない気持ちはあるけど、インフラ設備はどこがやったんだ)
     そりゃ、もう、怒るよ。法律とか契約をたてに(欧米ルール)イランは徹底的に弾圧され、国際的にも孤立を強いられていたのですね。それも、イラン憎しという理由でなく、地下の石油の利権のため(これに尽きる!)
     何代にも渡って、あらゆる目にあわされている経緯があるイスラム圏は、戦争であれほど負けた国が復興したということで、日本に対して敵対心が薄いそうです。
     そして、原爆に対する同情も大きいのだとか。イスラムの戦士というか戦いの作法が武士道に近いということもあって、無差別殺戮を憎む土台をもちながら、追い込まれて、自分の国の若者がテロ犯になっていく悲哀があります。
     中国や韓国も今は中近東の石油採掘でやり取りしていて、日本の影が薄いと言われているけれど、中国韓国はアメリカと同じで決して技術提携設備譲渡をしないらしいので、例え笑われても、後々の互いの幸せのために、日本は昔からのやり方でビジネスを広げていけたらと思いました。

  • 日本に対するイスラム世界の評価は高く、これから先もっと突っ込んだ関係にならなければいけない事は十分に理解できる。ただ筆者の専門・職業・立場上イスラムの良い面を全面に出し過ぎているのでは?
    コーランでは殺人は駄目だと唱えつつ、イスラム以外は死ねばいいのに的な解釈もあるわけで、そこに関してはあっさりスルーような感じが伺える。正負バランスよく書いた方がいい。女性の人権問題についてもね。
    ただ何度でも言うが日本としてはしっかり押さえておかねばならぬ国々なんで政府はもっと頑張ってほしい。

  • 世俗的なイスラムの人の感覚を知ろうと通読。義理・人情、助け合い・おもてなしの心を持ち、非ムスリムに寛容で、平等・公平を訴えれば自然に信徒は増えるという自負があるらしい。またジハードとは本来は信仰上の精神的向上・努力・行を意味するとのこと。ただ記述は筆者の実体験やそれに基づく主観的意見が中心。体験の幅が限定的で、真相に迫ったり、哲学・宗教的な深い考察も少ないので、途中から流し読みになってしまった。もう少しデータや客観性、本の構成をしっかりするとよかったと思う。

  • 本書ではイスラムの人が日本を褒めちぎっているので本当にそうなのか逆に疑問に感じる。筆者の体験に基づいたほぼ主観の内容なのでもう少しデータや客観性に富む証拠が欲しかった。イスラムとはどんな国なのか知りたい方、初心者は是非読んでみてほしいです。

  • 過去を掘ればいろいろなことをした日本人がいるだろうし。
    結論から言うと資源はあるがなくなる前に、手を打てになるのだろうか。
    ただし、これも歴史が流れると評価は変わるのではないだろうか。

  • 読んでいて赤面してしまうくらいの、日本自画自讃(一応イスラムのフィルター通しているから他画自讚?)が続く。それなりに正しいのだろうけど、まぁ自虐史観に対するテーゼでもあるのかな。後半のイスラム諸国から期待されていることや、イランに対する独自路線の薦めは、日本のマスコミからはなかなか聞けない論調で貴重な意見だと思う。

  • イスラムがどういう宗教か?これだけでもなかなかわからないが、歴史的に日本が、イスラム圏と良好な逸話が多いのと、欧州との関係から親近感を覚えてもらっている。確かにそういう側面もあろうか。
    日本人、、単なる無宗教なのかそれとも全ての宗教をつなげられる存在になり得るのか、、、

    イスラムに対して上から目線なようにだけにはなりたくないですが。。僕は周りにも良くいるから大丈夫かな。

  • 日本はアジアで嫌われている。そう思っている人がこの本を読んだならば驚くだろう。
    多くのイスラム国家が尊敬してやまない国、日本。

    この本は、なぜそれほどまでにして中東諸国は日本に好意的なのか、その秘密を探ったものであり、イスラム教に詳しい著者ならではの視点も斬新だ。

    原爆を落とされながらも、戦後の焼け野原から復興した日本に対する尊敬のまなざし。
    キャプテン翼やおしんなど古くから日本のアニメや漫画、ドラマが人気だった意外な事実。
    キティちゃんやジャニーズ、少年ジャンプにいたるまで最近のイスラム諸国の若者の間では日本人気は一段と上昇しているようだ。

    また日本の礼儀正しさや真面目さ、勤勉、おもてなしの心などイスラムの教えと共通している部分が多く、それが親近感を抱かせている要因との記述も興味深い。

    イスラム教とイスラム原理主義者との違いについても述べられており、本来イスラム教は他の宗教には寛容であり、他宗に対する排撃や自爆テロは本来のイスラムの教えとは異質であるらしい。

    中東にエネルギーのほとんどを依存する日本にとって、イスラム諸国の事をよく理解し良き友となることは、これからの日本の未来にとって極めて重要であろう。
    日本の友人は意外と多い。TVのニュースでは知ることの出来ない事実が記されている本である。

  • 親愛に応えているか[評者]四方田犬彦=比較文学者 Chunichi/Tokyo Bookweb
    http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/shohyo/list/CK2013110302000165.html

    国益も大事なんだろうけど、、、何となくなぁ~

    新潮社のPR
    「世界はだいたい日本の味方! 義理、人情、アニメ、マンガ、皇室、日露戦争。愛される理由とは?

    イスラムを過剰に怖れる必要はない。私たちが思っている以上に、日本人は尊敬されているのだ。日本は理想的社会と見られ、アニメやマンガも引っ張りだこ。礼儀正しさや義理、人情といった美風に強い関心と共感を持っているのだ。欧米の植民地主義に屈せず独立を守った日本の歴史や皇室の伝統への、ムスリムの畏敬の念を紹介し、その良好な対日感情をどう国益に結びつけるかを論じる。日本人のためのイスラム入門。」
    ぜんぜん怖くありません - 新書・編集者のことば
    http://www.shinchosha.co.jp/shinsho/editor/2013/610536.html

  • FBでフォローしている宮田さんの投稿は写真が楽しい。文脈にあまり関係ない美女写真もついて来る。イスラム本はもう一冊並行して読んでたがさくっと先にこちらを読み終えた。本人も認めるようにかなりイスラムよりだ。

    イスラム、特に中東諸国の日本びいきの感情には歴史的なヨーロッパの介入にある様だ。例えば日露戦争に勝ったこと、敗戦後経済的な復活を遂げたことなど。文化面では「男はつらいよ」や「おしん」も人気が高い。アニメではキャプテン翼は主人公がアラブ人になりキャプテン・マジドになっている。

    普通の日本の行動習慣、例えば謙虚さ、清潔さなどなどはイスラムの行動規範にかなっているので日本人は改宗すれば良いイスラムになれるという人もいる。1日5回のお祈りだったり、断食だったりはイスラムの一面では有るが似たような所を探す方が相互理解につながるだろう。

    自衛隊のイラク派遣についてはイスラムからの評価は別れているようだ。しかし、現地サマーワでは自衛隊撤退の噂に対して140人が帰らないでデモを実施するなど概ね好評だった。もう一国評価が高かったのがドイツでなんとなく工業製品に対するブランド価値と一致している。しかし、もし戦闘が起こっていたら同じ評価が得られたかを考えると難しいところだ。

    例えばアフガニスタンではタリバン政権時の方が治安が良く、カルザイ派の腐敗を指摘する人はODAも無駄になっているという。一方で隣国イランはカルザイ派を支持するなど一筋縄ではいかない。ともかく金の使い道の監査は必要だろう。アメリカのイラン禁輸措置についても宮田氏は日本は独自路線を取るべきとの立場だ。せっかく好かれてるのならアメリカに追従しつつもイスラムとのパイプを残す工夫がいるのだろう。

  • イスラムというと、ちょっと取っ付きにくい感じがあるが、彼らからすると、日本には親近感があると。
    トルコやマレーシアにはそんなイメージもあるが、中東にはそんな感じがしなかった。が、歴史的、経済的にも近い位置にあるとのこと。読むと納得させられるところもある。
    タリバンや、ビンラディンなど、悪いイメージがあるが、彼らがイスラムを代表しているのではなく、普通のイスラムの人はとても親切で日本好きであると。確かに仕事で何人かイスラムの人を知っているが確かに親切だった(英語がわかり辛かったが)。

  • 米国を向きつつも一方では、支援、取引関係において、想像以上に日本が中東と関わりが深いことを改めて認識した。
    日本人の謙虚さと、欧米と違って上から目線ではなく、相手の立場を思い計って、という気質こそが、イスラム諸国から敬愛される要因であり、それは私達が受け継いで行かねばならないものだと思った。
    イスラムの教えとは何かということにも言及しており、わかりやすい。よって、中東、イスラム国についての入門書としても、是非おすすめしたい。

  • 日露戦争での勝利によって、ヨーロッパ諸国に虐げられていた国々の尊敬を集めたという見方はなるほどと思った。

  • 本当にイスラムがどれくらい親日であるかはともかく、政治や宗教に関わる人たちだけでなく、普通の市民も中東、イスラムを身近に考えて行かざるを得ない時代だから、イスラムと日本の関係をざっくり俯瞰する入門書として良いと思う。

全27件中 1 - 27件を表示

著者プロフィール

現代イスラム研究センター理事長。1955年生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。UCLA大学院(歴史学)修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史。著書『現代イスラムの潮流』(集英社新書)『中東イスラーム民族史』(中公新書)『アメリカはイスラム国に勝てない』(PHP新書)ほか

「年 『集団的自衛権とイスラム・テロの報復』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮田律の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×