資格を取ると貧乏になります (新潮新書 559)

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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105593

感想・レビュー・書評

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  • 弁護士、公認会計士、税理士、社会保険労務士、「士業」に携わる方、目指している方にお勧めの一冊です。
    TOEICについても少し書かれておりますが「士業」をメインでレビューします。

    1.コモディティ化
    需要がなく、供給過多が起きている「士業」の「コモディティ化」です。「コモディティ化」同じ能力なら、安い方が選ばれます。「価格競争」につながります。

    2.機械または外国人が行う
    競う相手が、機械または外国人が相手になると「価格競争」すらさせてもらえない状況も起こっています。

    3.上記がわかった上で「士業」を選択
    国家資格であり、「士業」にしかできない仕事があります。心の底からやりたいと思える仕事であればと本書でもありました。

    今後、働いていく上で参考になる本だと思います。

  • 世の中にはいろいろな資格があるが、司法試験、公認会計士、税理士など日本の国でも最も名前の売れている資格ですら、資格だけを持っていても一生安泰ということはないらしい。資格の取得者が多すぎて供給過多になっていることや、士業の仕事自体がコンピュータでできるようになってきたことなどから、仕事の範囲も狭まっていることや単価の安い実務者でもできるようになり、単価の高い資格者が不要になる局面が増えたこと、いわゆる資格バカが淘汰されていっているということである。 あとは社労士やTOEICについても書かれていた。

  • 平成26年3月3日読了。

  • 立ち読み

  • 題名とは異なり、各資格の制度面の問題点がサマライズされている。

    会社レベルでも、変える必要のない制度を、現場が全く分かっていない経営陣があれこれ弄り回すことがある。会社の制度は元に戻すこと、済し崩しにすることも可能だが、資格試験ではそうもいかない。

    特に、弁護士(司法試験)と公認会計士については、試験制度改悪が将来へ大きな禍根を残すことになってしまったと思う。

  • 弁護士などの資格についてかなり辛辣なご意見。まあ、当たっているところも多いと思うが。要は資格の活かし方なんだろうね。

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著者プロフィール

佐藤 留美(サトウ ルミ)
ジャーナリスト
ジャーナリスト。企画編集事務所「ブックシェルフ」代表。
1973年東京生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒。出版社、人材関連会社勤務を経て2005年株式会社ブックシェルフ設立。『週刊東洋経済』『プレジデント』『週刊ポスト』『日経WOMAN』などに人事、人材、労働、キャリア関連の記事を多数執筆。最近は特に、働く女性をテーマにした題材が多く、『ホワイト企業 女性が本当に安心して働ける会社』(経済産業省監修、文藝春秋)では女性社員インタビュー、企業紹介ページの一部を担当。東洋経済オンラインにて「ワーキングマザー・サバイバル」を連載。プレジデントオンラインにて「結婚と仕事 女の言い分」を連載。
著書に、『結婚難民』(小学館101新書)、『なぜ、勉強しても出世できないのか?』(ソフトバンク新書)がある。

「2013年 『凄母(すごはは) あのワーキングマザーが「折れない」理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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