- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106105692
作品紹介・あらすじ
「自虐」に飽きた、すべての人に贈る辛口・本音の日本論! 日本人が自信を取り戻し、日本が世界に「もてる」国になるための秘策とは? 教育、歴史認識、国防、外交―比較文化史の大家が戦後民主主義の歪みを一刀両断!
感想・レビュー・書評
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文字通り、日本と日本人について綴った一冊。
現在の日本について考えさせられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
比較文化史の研究における第一人者で東大名誉教授の平川氏が、日本国民に向けて「格調高く 敷居は低く、小粒でもぴりりと辛く」との思いで書き記した日本再生への処方箋。日本に生まれた幸運と感謝の気持ちを胸に、教育・外交・歴史認識や国防など多くの問題に関して、反日野党や「マスゴミ」によるバッシングを物ともせずに、今後の日本のあり方について提言する。タイトルの「まあよかった」は、明治末期に満州~朝鮮を視察した夏目漱石が帰国後に「余は支那人や朝鮮人に生まれなくつて、まあ善かつた。」と感想を述べた事からの引用。 愛国心に溢れた主張は、反日マスコミの捏造や偏向報道によって惑わされている日本人に「喝!」を与えてくれる。
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保守の王道という印象です。古典と語学を強調してるのと、「もてる」をキーワードにしてるのはちょっと気になりましたが。
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日本人は早く自虐的歴史観から脱却しなければならない。相手が中国、韓国関係なく、堂々と筋を通していればよい、という話。
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いいたいことはわかるが、
日本の素晴らしさとこれからの将来を考えたい。
なぜ、日本がうまくいかないの論理が少しわかった。
あと、教育について、、、 -
比較文学者であり、保守派の論客としても知られる著者が、戦後の言説空間の歪みに対して歯に衣を着せぬ批判を呈するとともに、今後の日本のとるべき道について提言をおこなっている本です。
夏目漱石は「余は支那人や朝鮮人に生まれなくつて、まあ善かつたと思つた」と、はなはだ正直な感想をのこしました。このことばを受けて著者は、中国とはちがって「言論の許された日本に生まれて、まあよかった」といいます。しかし、近代以降の日本とアメリカや中国との関係について、『朝日新聞』に代表される左翼ジャーナリズムによって反日的な主張が支配的となっていると著者は批判し、それに抗ってこの国の歴史認識を刷新する必要があると主張しています。
著者の政治的立場についてはともかくとして、近年の新書にありがちな、気楽な調子で書かれた本でした。 -
筆者は、安倍総理が好きで、朝日新聞が嫌いのようだ。
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書名からもっとゆるい内容を想像したが、硬骨で辛口な論説だった。
先の大戦を実体験し、複数の国で生活した経験に根差した著者の主張は、今時の薄っぺらいリベラルのものとは一味違う。 -
まぁよかったよ
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大学時代に出来ればこんな先生の授業を受けたかった、と思わせる好著です。
自己卑下的な思考からの脱却とその処方箋。
もちろん、「まあよかった」というのはある種の謙遜で、「本当に良かった」が本音です。