- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106107061
作品紹介・あらすじ
「恋」だの「愛」だのといったキレイゴトに騙されるな! 結婚相手選びは株式投資と同じ。夫婦は食うか食われるかの関係にある。そんな男女の「損得勘定」と、適切な結婚相手の選び方を具体的なケースを元に解き明かす。
感想・レビュー・書評
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養育費って本当に高い。
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あとがきがホラーでドトールで思わず
「うあ」って声を出してしまった -
★まとめ
⚫︎大人の男女にとって最大のリスクは「結婚相手」である。相手選びは株式投資と同じ。
⚫︎妻の浮気でできた子供でも、夫の子と推定される
(民法第772条1項)
→養育費を支払わなければならない。しかし逆にシングルマザーが養育費を払わない父親に対し強制認知させるのも大変なことである。
⚫︎「内助の功」とは…
→結婚したから稼ぎが2倍、2倍長く働ける等の見方のこと。
→夫は外で妻は家で仕事(家事)という、昔話みたいな理屈の制度のこと。
→婚姻届に判を押すのは借金の連帯保証人にらなるより怖い。
★考察
⚫︎ほんと、怖いっす。
これじゃお互いに何かあったら先に"有責配偶者"にして優位に立ち回ったほうが楽だよね。
いやまぁ、それくらい合理的に考えられるようになってるならもう相手への愛情は冷めてるもんな。
「内助の功」制度は本当クソ。ゴミ制度。
価値観は人それぞれだけど、日本の法律が未だこんななのは結婚しない人が増えてる裏返しだよな。
まぁ法律をアップデートしても、今度は金銭的にってなるだろうし。そもそも愛か金かって天秤にかけてる時点で結婚しちゃいけないんだよな。
俺も頑張ろう。愛が憎しみに変わる前に。 -
経済という視点から見た結婚について。
具体例が多く、これから結婚する人、結婚すべきか事実婚か迷う人、すでにした人全ての役に立つ。
男性にだから結婚はコスパが悪いと言っているのかと最初は思ったけど、最後の方は女性にとって大切な情報や具体例も満載。
離婚後の養育費についてなどぜひ女性にも読んで欲しい。 -
大人の男女にとって最大のリスクは結婚相手である。結婚と離婚でどう金が動くのか世間には驚くほど正確な情報が伝わっていない。知っているはずの弁護士も建前しか話さないのだ。結婚相手選びは株式投資と同じ。
結婚と離婚で動く金は、基本的には慰謝料、財産分与、婚姻費用コンピと呼ばれるもので、この3つである。子供がいればこれに養育費がかかる。多量の金がかかるのは、財産分与とコンピである。離婚成立までは財産がある方が面倒をみる。事情はどうであってもだ。 -
結婚と離婚における、法と金融の支払いロジック。
納得できないことも多いけれど、仕組みを理解することで賢く振る舞うこともできる。 -
日本の法制度のおかしな点とそれをうまく利用した離婚裁判。
その事実を客観的に説明されていてここ最近で1番役立ちました。 -
大きくは結婚したらコンピが発生するから気をつけろ!という話。
婚外子などもいいじゃん、結婚信仰しすぎじゃ無い?という指摘はなるほど、と思った。 -
結婚と離婚に伴う経済学。
慰謝料と言いがちだが、重要なのは財産分与と婚姻費用、そして養育費。いずれにしろちゃんと取れれば、だが。普通の社会人ならうまく立ち回らないと大変であることは確か。人類学や進化の側面への言及、制度自体への課題もあり -
書評はブログに書きました。
https://dark-pla.net/?p=4437