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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106108761
感想・レビュー・書評
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歴史の勉強本ではなく、社会学的に歴史を捉えた本。
古墳をフランチャイズ店舗に例えたり、土地の所有権の変化をドラえもんの映画で例えたり、親しみやすくイメージを沸かせながら古代〜現代までをなぞることができる。
固有名詞をなるべく使わないようにした一冊なので小説のようにスーッと入ってくるのはいいが、「で、それをやった将軍は誰だったっけ…」とモヤモヤするところも。改めて日本史の教科書を開きたくなる。
印象的だったのは、現代の社会観によって過去の歴史のイメージも変えられるということ。何も考えずにただ与えられたものを暗記していた学生時代を反省させられる。結局、歴史について書かれた書物は未来の人が書いたもので、それを全て信じるのか、どう捉えて知識としていくのか、歴史観は何通りにもなるのだ。
古市さんらしいちょっと風刺の効いた、社会を俯瞰して見ているような表現が散りばめられていて面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示