- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106109294
感想・レビュー・書評
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美空ひばりから始まり、TKサウンド、宇多田ヒカル、SMAP、いきものがかり、三代目、星野源、米津玄師。
平成のヒットソングとともにその時代を語る。
SMAPの章で彼らを平成を象徴するグループと評している。確かに彼らの楽曲は身近で、さりげなく背中を押したり肯定するものが多かったと思う。令和はどんなアーティストが我々に影響を与えるんだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
00年代くらいまでおもろいけど平成後期になるにつれて内容が希薄になっていく。経過年数が短いので客観的に時代背景とヒットを関連づけるのが難しそうだった。平成初期〜中期の内容はめちゃおもろい。
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平成の30年間を各年を象徴する曲を取り上げ、平成とはどんな時代だったのかが語られている。
この曲、昭和の曲かと思っていた、なんてものがあり、30年という時間の長さを感じた。
私は基本的には国内外の音楽に興味があるわけではなく、たまに気に入った音楽を聴くぐらいだった。
しかし、この歳になって初めて大好きなミュージシャンが現れた、いわゆる"推し"だ。
そこで他のミュージシャンにも、曲にも少し関心が向くようになり、この本を読むきっかけにもなった。
30年間の音楽業界の変遷は凄まじい。
レコードだった昭和は遥か彼方で私でさえダウンロードした曲をスマホで聞いている。
音楽も時代の流れと無縁ではなく、その時その時の世相をも反映していることがわかる。
それは意図したものであったり、結果的にそうなったものもあるのだろう。
興味深く読んだ。
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個人的にはサザン「TSUNAMI」の解説(311との相関)が大変腹落ちした。この曲の根底にあるノルタルジアが、津波引いては平成という時代で失ってしまったものへの"悲しみの記憶"とリンクしてしまった、というもの。
しかし、平成という時代は改めて豪華な時代だ。この本からはスピッツやZARD、ジュディマリetc. 偉大なアーティストが書き切れていない。 -
一曲一曲懐かしく楽しめる本でした。
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バブル崩壊とその後の失われた20年、インターネットの登場、大きく速いスピードで価値観が変わり多様化していった平成において、「歌は世につれ、世は歌につれ」の言葉通りに、時代を反映したミュージックシーン、音楽産業の変遷や時代背景を追いながら、美空ひばりから米津玄師まで平成にヒットした30 曲をPick upし、筆者独特の視点で時代を切り取り、どのようにして時代の空気と共振したのか、そのヒットの必然性や意味付けをしながら、平成という時代を振り返る渾身の1冊。ヒット曲を通して、自分にとっての平成とはどういう時代だったのかを考えることも面白いと思う。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/765389 -
それぞれの時代を象徴する曲を選んだがために、それほどヒットしていない曲も入っているが、それは仕方ないでしょう。一年一曲では何をどう選んでも漏れはある。とはいえ「ヒット曲」というなら、モー娘。とビジュアル系は何かしら入ってても良かったかな。(hideは入ってるが)
モー娘。とか語られ尽くしてるので、著者も今さら書きたくなかったのかも知れない。 -
767-S
閲覧新書 -
<目次>
第1部 ミリオンセラーの時代(1989~1998年)
第2部 スタンダードソングの時代(1999~2008)
第3部 ソーシャルの時代(2009~2019)
<内容>
10年ごとに区切った各部とも、一年ごとの注目曲を入れて構成。曲のエピソードや時代背景、歌手の事情などを交えて書く。面白かった。