- Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120026898
感想・レビュー・書評
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これも妖怪時代小説です。四谷怪談を優しく書き上げたもの。
又市さんも出ます☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
未採点
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このお岩さんは強く美しい。
この伊右衛門は(通常とは違った意味で)ダメ男、あるいはヘタレ。
登場人物それぞれに、共感できずとも納得できるだけの感情と背景があって、なおかつそれらが物語の構成にきちんと填まる。
あらゆる擦れ違いとその結末。
ちょっと蛇性の淫を読みたくなる。 -
8/21 壮絶…
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哀しいだけじゃない、優しいだけじゃない。
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いくつか出ていますが、私はこの表紙&装丁が好きです。
もう、京極作品で1番好き、今まで読んだ本の中でも1番かも・・。
怪談が純愛小説になるとは・・。
最初四谷怪談だから・・と敬遠していたのが悔やまれました。
いや、読んでよかった!
ラストでは胸をしめつけられる切なさで号泣です。
最近の安っぽい純愛ものとは格が違う感じ。
読後、もとの「四谷怪談」を読んだりしましたが、
全てが京極流に解釈され描かれていたとわかり脱帽です。
いろいろネットで見ていて知ったのですが
お岩さんのお墓を移動させるため掘ったところ
お骨がみつからず「あの」櫛だけが
見つかったのでお骨のかわりに移したそうです。合掌 -
京極氏の作品って微妙に色んな人物が、色んな作品に絡んでるんですよね。ほんと、彼の頭の中がどうなっているのかが知りたい。お岩さんのお話がどういった悲しさを含んでいるのか。勿論、推測も入ってるんでしょうけど。そういうのに溢れていました。
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私にとっては恋愛ものの本。
少し寒気がするような世界が堪らない。 -
「巷説」アナザーシリーズ第1弾。こっちの又市の方がすきだったりします。
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四谷怪談が元なのに完璧なラブストーリー。全ての登場人物が切ない。しかしラストが最高の衝撃。ものすごい重たい余韻を残してくれる。