月と雷

著者 :
  • 中央公論新社
3.11
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感想 : 196
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120043994

感想・レビュー・書評

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  • まともな生活ができない、母と息子の人を食ったような言動を長々とつづった物語

  • これまで角田作品にちょくちょく登場してた「だらしない人」という脇役。
    このお話では、ほとんど全員がそう。
    ちょっと怖いけど、なんか「ホッとして私はマシ」って思っちゃったけど。
    そう感じた読み手の腹黒さまでも作品の一部だったりして。

著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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