- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120047619
感想・レビュー・書評
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地味で堅実に生きてきた44歳の独身女性が、ひょんなことから子供時代の思い出につながる昭和の一戸建てを気に入り、人生一度くらいはじけてみてもいいかという思いで、それまでの人生にない冒険をするお話。中年版のビルドゥンクス・ロマンという趣で、応援したり共感する人も多いのではないだろうか。こういう小説は、登場人物の個性というか、人物造形が肝だと思っているのだが、まさに、そこがうまくて、面白い人物が次々と登場する。こんなカフェが本当にあったらいいなと思わせられ、ほっこりした気分になれる。
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経年劣化するのではなく、年古るごとに風合いを増す家で、カフェを始めるアラフォー女子。その家を壊したくない一心で、収益の見込めない店づくりに飛び込んで行くヒロインにハラハラしながら、そうだね、大事なものを守ろうともしないなら、なんのための人生だと、応援したくなってきます。
お店が始まった途端に物語が終わってしまうのは残念だけど、このタイトルでは仕方がありません。始めることが愛なんだ。 -
後半になっても、なかなかカフェがはじまらない(笑)
焼きおにぎり、食べたくなった。 -
内容(「BOOK」データベースより)
イケてない40代シングル女子が、かわいい古民家にひと目惚れ。おむすびカフェ開業を目指して一念発起!大家の風変わりな老女と娘、不動産業者との駆け引き、頼りない行政書士や助っ人の旧友をも巻き込みドタバタ騒動。
最初と最後、家を借りるきっかけとなった老女と主人公の関わりがいい感じでした。 -
ほっこりする読後感。
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良い終わり方。カフェにしたいっていうのに、なかなか前進しなくて、そういう人でしょ、そこ、おもしろかった。
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都内に暮らす独女の目指す生き方なのでしょう。
いい人ばかりで、うらやましい限りです。(毒女な読者より) -
イケてない40代独身女子が、かわいい古民家に一目惚れ。風変わりな大家との駆け引きや不動産屋との争奪戦を経ておむすびカフェ開業までのドタバタ騒動を描く。初の書下ろし長編小説。