昭和も昭和。超昭和の北海道のある家族のお話。
アポロ11号月面着陸の翌年、とのことなので、昭和45年(であってる?)のお話。

誕生日プレゼントに磁石をもらう。(え? 磁石?)
その磁石をカラーテレビにちかづけたら虹がでちゃった。
電源を入れ直しても消えない。

小4男子〜〜〜〜。なにやってんの。
趣味たて笛。すぐに吹きたがる。歩きながらも吹く。
学校から帰ったら、ランドセルを階段の下から投げる。
階段は途中で曲がっているタイプだから、2階までは到達しない。
いつか2階に届くといいなって思いながら毎日投げる。
傷んでるランドセルがかっこいいと思っている。

などなど、小4エピソードがかわいすぎる主人公の朝日。
やんちゃでかわいくて、心優しいところもあって、
10歳年上のお姉ちゃん(夕日って名前もいいね)が
元気がないから励まそうとしたり、
なにがあったかわからないなりに、
家族の空気が重いと盛り上げようとしてみたり。

ごめんなさい。
読み始めは、わたしの知らないくらい古い昭和で、この古臭い感じがしんどいって思ったけれど、最後まで読んでじーんってなりました。
著者の朝倉かすみさんの作品、初めて読みましたが、やさしくて最高でした。

2019年5月10日

読書状況 読み終わった [2019年5月10日]
カテゴリ novel

待ってました!
中野のお父さん第二弾!

文芸誌編集者の主人公。日常の謎、文学の謎に出会うと頼るのは、中野の実家のお父さん。
お父さんの名探偵っぷりは健在。100%解決しちゃいます。

8話、どれもおもしろかったのですが、特に「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」。
誰もが知ってる感動絵本にたいして「僕は、あれは……絶望の書だと思うな」といった同業者の言葉。どういう意味だろうともやもや悩む主人公に、お父さんの示した解釈にすごく納得。

謎解きもいいのですが、ところどころに見える家族愛もほっこりします

また、わたしなんぞは、焦って浅く広く読んでしまうのですが、じっくり深く掘り下げて読む読書、なかなか真似できないから、すごく憧れます。
お父さんは北村薫先生御本人でしょう、とにやにや思いながら読むのが楽しい。

2019年5月10日

読書状況 読み終わった [2019年5月10日]
カテゴリ novel

性別にとらわれたくないって気持ちが強いのは、あの親になるとかそういう本でもよく言ってるので知ってるけど、それで意識しすぎてて、女の人の主人公の話は力がはいりすぎてて読みづらいと思う。男の人が主人公の話は、のびのびかけてる。
年とってからの恋愛や、同性愛、博愛、家族の愛とか浮気を許せる愛とか、いろいろかきながら、さらっと見過ごせないのがサボテン。表紙もよく見て。サボテンいっぱい並んでる。そんなサボテンあんの!ってびっくりするような形のサボテンがところどころ紹介されてて、息抜きになって非常に楽しいです。

2018年4月15日

読書状況 読み終わった [2018年4月15日]
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NHKの朝ドラ、始まってすぐ戦争の気配がすると、さっそく悲しくなる。
この時代設定、戦争が避けられない。
うわーんって泣きたくなる。
暗い時代があっても、カーネーションもごちそうさんも大好きな朝ドラ。

そんな朝ドラに似た感動。この本も大好きな本になった。
直木賞、とってほしいな。

2018年1月8日

読書状況 読み終わった [2018年1月8日]

原田ひ香といえば、東京ロンダリングでしょ。
今回「見守り屋」ていうかわった職業がでてきて、この人そんなん上手だなあと思い、期待して読んだのだけれど。
あっさり目の味付け。

仕事が朝方終わるから一日の最後のランチでお酒を楽しむって話で、昼間っからのむお酒はおいしいね、と、ランチにお酒もなかなかいいよ、というのは読む側としてはどうでもいい話。大人なんだから、自分の責任で自分の好きなようにしていいよ、朝からお酒を飲もうと勝手やん!という気持ちに1話目終了時になっていて、2話目もそのパターンなのとさっそく飽きてきたところで、「見守り屋」の話だとか、主人公祥子の話だとかもでてきて、最後まで読み終えることができました。

ただのグルメ小説にしちゃうか、もうちょっとランチは脇役にしてしまうか、もうちょっとはっきりどっちかに寄ってもいいかな。
東京ロンダリングのほうがそういう意味で上手な展開で、読み応えがあったな。
表紙の絵がきれい。装幀が名久井直子さんだった。

2017年12月29日

読書状況 読み終わった [2017年12月29日]

山内マリコの小説って、小気味良い文章で地方を小馬鹿にするような小説というイメージで、その小気味良いタッチで、ストーリーのついでに余計なことをゆってみて、その余計なことがおもしろい小説だと思う。インスタグラムとかみてても、そんな小説書いてるのに垢抜けきれてないところが好感度が高い。

けど、そろそろそういうのも飽きたなーと思ってたところで、メガネと放蕩娘。

小気味良い文章なのは以前のとおりで、地方を馬鹿にせず、余計なことも言わない。
いっぱい調べて、いっぱい勉強して、それで書いたのだろうなと思わせる。

一言で言うと地方のさびれた商店街を立て直す姉妹と仲間たちの話なんだけど、このタイトルのメガネは姉、放蕩娘は妹のことで、そのタイトルはちょっとイマイチだなと思う。
エッセイで好きだと言ってたように記憶しているんだけど、獅子文六とかっぽさに憧れてるんだと思う。それっぽいタイトルにしたかったんだと思うけど、なんか全然いまいち。わたしとしては、放蕩のほうだけに娘がついてるのも気に入らないし、じゃあなんてタイトルにしたら納得がいくのかわからないけど、とにかくいまいちって言いたい。

あといまいちなのは、余計なこと言わないところと、タイトルだけではなくて、ラストの始末もいまいち。
なんかやっぱりそれっぽさにあこがれているのか、丸くおさめたいのか、どうしても、めでたしめでたし、チャンチャン!って言って終わらせたいのか、雑だと思う。

と、気に入らない山内マリコの新刊だったけど、表紙の黄色と水色のしましまがかわいくてくやしい。

2017年12月29日

読書状況 読み終わった [2017年12月29日]

うーん。
趣味的なノートばかりみてたときはもっと仕事にも使えるのとかを読みたいとおもったのに、いざ仕事に使えるノート術の本をみたら、結局ペンの使いわけくらいしか、今の私に使えるノート術はなかった。ペンの使い分けは、打ち合わせはボールペン、考える時は万年筆、とか。あとサインペンで書くと気持ちいいぞ、とか。
本当はいいのも載ってるのに、いまいちわかりにくいイメージなのは、紹介されているのが多すぎることと、並べているだけだからいまいちなイメージしか残らないのかなと思う。

2017年12月25日

読書状況 読み終わった [2017年12月25日]

うーん。
人の作業机を見られるという点では楽しくてよかった。
でも整理術としては基礎的なものばかりで、もう一歩先へと思ってる私には物足りない。
机ぐちゃぐちゃの新入社員は、この本を見て勉強すべし。

2017年12月17日

読書状況 読み終わった [2017年12月17日]

ちょうど今こんなのが読みたかったという本だった。
疲れているのに死んでしまってない主人公。前向きに山に登ろうする主人公。でも無理しないで、たまには登らないで引き返したりする主人公。
いちいち山に登るのに本を持ってかないと気がすまないというところもいいし、結局読めなくてもよいところもいい。

山に登って元気になる人の気持がわかる。
レベルが違って恥ずかしいけど、最近のわたしにとっての山は仕事の合間にちょっとだけする散歩で、図書館まで歩いていったり、猫をみに公園にいったり、ポケモンGOのジムにジムを破りにいったり、コースは毎日違うけど歩きながらいろいろ考えたり考えなかったりするのが気晴らしになってたり、田舎すぎて4kmくらい歩いても誰にも会わないこともよくあるのに、たまにお地蔵さんを参ってる人がいてこんにちはってゆってみたりするのもいい。
でも昨日の散歩では、いつもの靴なのに靴ずれして、わたしのジャックパーセルと友達にもらった二重になってるあったかい靴下に血がついてしまって、気分が大幅に下がった。帰ってすぐ漂白剤使って洗って、今まだ干してるところ。

インタビューを読んでたら、北村先生ご自身は山に登ったことがないのって。「こたつ登山」、いいね。わたしもその路線で、山登りの経験を読書を通して積みたい。

2017年12月17日

読書状況 読み終わった [2017年12月17日]

ぱぱっと読むとちょうどおもしろい。
その人らしい文章を書いてみるのがテーマの本で、替え歌的な感じのはずるいと思うけど、全体的に上手に似ている。短い文章なのに、それらしさを捉えるのがうまいなあと同時に、短くても特徴があるなあ文豪たちは、と感心した。

2017年12月12日

読書状況 読み終わった [2017年12月12日]

読書メーターでフォローしている、いつもおもしろい感想を書く人がおもしろそうに読んでたから手に取った。
悪口ばかりゆってたら嫌だとも思ったけど、インタビューが長嶋有だったのでそこだけでも読もうと思ったら、おもしろすぎて全部読んだ。読まず嫌いしている石田衣良のインタビューは、つい少しだけ飛ばしてしまった。

わたしなんかは、小説を読んでもいいのか悪いのかほとんどわからなくて基準は好き可嫌いかなんだけど、こういうのを狙ってわざとこんな書き方をしているとか、前回ああだったから今回こうしてみたんだとか、そういうの、へえ、と思いながら読んだ。
それと、選んでいる側が正しいとは言えなくて、本当にいいのによさにきづけないこともるということを、審査員のメッタ斬りしているところを読んでて思った。それは、小説の世界に限らずどの世界にも起こり得て、だからわたしはわたしの好きなものを狭い世界で絶賛して何度も楽しんでいくしかない。

好きなもの、読みたいなと思うものは、角田光代のような読まなくても上手ってわかるようなものも読んでいて楽しいけど、それより毎回同じ話ばかりしているような人は好き、全部読みたい。自分の言いたいことがあって、それをあの手この手で一生かかって表現していくような人、そんなにも伝えたいことがある人、すごくいいなと思う。

2017年12月12日

読書状況 読み終わった [2017年12月12日]

人間タワーっていうのは組体操の大技。危ないからやめとくか、学校の伝統だからやるのかというのを、保護者、先生、人間タワーをやる本人ら(児童)、地域の人たち、昔タワーのてっぺんからおちた人など、いろんな視点で描く連作。
朝比奈あすかさんの小説は、うわー…と思うようなものも読んでたので、「人間タワー」というタイトルにもっといやな話なのだと覚悟して読んだけれど、思ってたよりはさわやか。
それに、あまり読んだことのない題材で興味深く読んだ。
でもラストのまとめかたは中途半端な感じがする。もう一話、ラストまでの過程を書いた短編をいれてほしかった。

わたしは人間タワーについては反対派。危ないとかもあるけど、思いやりの心とかみんなの気持ちがひとつになってとかあるんだろうけど、ただもう「そんなんいやにきまっとるやろ」って思う。
だいたい学校とか、せまい教室が世界の中心なのが嫌だったので、その点は大人になってよかったな、と思う。教室の中で仲良くできる人を探したり、先生のゆうことをきいたりするの、無理。人間タワーなんて絶対無理。おとなになったら、ごはんのまえに菓子パンをたべてもいいし、友だちになりたくない人とは仲良くしなくていいし、そういうところ大人最高。

子供の出て来る小説を読むと、よく、窮屈だなと思う。
この前読んだ「みちづれはいても、ひとり」も、ちょっと問題行動の多い母親を持つ子供がでてきて、主人公がその子に向かって思わずゆっちゃうの。

「ねえ、母親があんなふうだからとか、周りの大人が言うかもしれないけど、そんなの無視していいんだよ。大人が言うことが全部正しいと思ったら大間違い」

「でも、大人になれば自分で食べるものを用意できて、王子さまが現れなくても自分の足で歩いていける。」

これは、小説の中では、母子家庭で育った昔の自分にも言ってるのだと思うのだけれど、すべての子供に言いたいと思った。
あと、教室で仲のいい子をみつけられなくて苦しむのは今だけって言いたい。大人になったらわりとひとりでも平気だよ(日常生活レベルは)と言いたい。

2017年12月9日

読書状況 読み終わった [2017年12月9日]

寺地はるな、3作目。ほんわかしてて見逃しがちだけど、思い返せば3作とも全部よかった。
わたしのような甘えて生きたい人には、今後も頼りたくなるような名言がいっぱい、毎度。

別居中のだんなさんが失踪して、特に探したいわけでもないのに、目撃情報を元に今のお隣さんといっしょに探しに行くはめになって、というストーリーです。ネタバレですが大丈夫、そのストーリーの中で、甘えるなということと、多少甘えてもいいんだよ、ということを言っていて、わりと前向きな気持で読み終えられるところがおすすめです。
特に好きなのは、弓子が、自分はどんな辛いときにも泣かなくて、そうやって感情をむやみに表に出さないことが大人だと思っていたけどそれは痩せ我慢にすぎなかった、って省みるんだけど、一方で、お隣さんの楓さんは、大したことじゃないからって弓子が言わずにいることを、大したことないのなら言えばいいのにって腹を立てるところです。そんな優しいのがたびたびあって泣きたくなる。

「一緒にいて死んじゃうくらいなら別れたほうがいいのよ」ともゆってくれています。甘えて逃げるだんなさまのことはだめだって言ってるのに、逃げないで頑張ろうとする人には、しんどすぎるときは逃げちゃえってゆってくれるの、それは寺地さんは毎回ゆってくれるの、だからまた読みたいです。

2017年12月9日

読書状況 読み終わった [2017年12月9日]

楽しい系のみんなのノート。だいたい日記っぽいのが多かったけど、手帳を家計簿に活用したり、手帳ではないノートを日記以外の生活の記録に活用していたりするようなノートの使い方をもっと見たい。

2017年12月3日

読書状況 読み終わった [2017年12月3日]

いろいろ試してるのかなあ。不思議な世界ではなくて、私達共通の世界の生きにくい人をかいたようなのが、この人の小説では好きなんだけれども、あっち側の世界の話もまじった短編集だった。
そして「愛のスカート」は、言うことなし、今年のナンバーワン、この人のナンバーワン。私もそう言ってもらいたい、それでも諦めきれないとは思うけれど。

2017年12月1日

読書状況 読み終わった [2017年12月1日]

自分は自分で頑張るしかないと思い知らされるところが好き。
弟が結婚する年上の彼女がきて、子供の時の写真をみたいっていうシーンが辛すぎ。弟には100%の祝福をあげたい、でも自分にはやってこない幸せで、読んでて胸のあたりがくぅってなった。

2017年11月28日

読書状況 読み終わった [2017年11月28日]

軽めの作品。
軽いわりに言いたいことは多いらしく、4話とも冗長だと思った。途中で飽きて、まだこの話終わらないのかとぺらぺら何度もめくった。

2017年11月16日

読書状況 読み終わった [2017年11月16日]
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長嶋有の三の隣は五号室、滝口悠生の高架線ときて、この千の扉。(アパートの、または団地の)一室小説と括られるかも知れないけど、しっかり柴崎友香の世界だった。ちまちましたことも丁寧に書いてるのに、それが大きな時間の流れにつながって、そして宇宙へ!って気持ちになる。

2017年11月15日

読書状況 読み終わった [2017年11月15日]

普段手にとらない題材。柚木麻子だから読んだ。
お料理がおいしそうなだけじゃなくて、展開にはらはらするだけじゃなくて、あいまにでてくる女の人の思ってることは共感するし考えちゃうし、読み終わっても心が晴れない感じで、やっぱりおもしろく読んだと思う。

2017年11月9日

読書状況 読み終わった [2017年11月9日]
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うーん。おもしろくないわけじゃないけど、茄子の輝きのほうがおもしろかったな。設定が長嶋有の「三の隣は五号室」に似ていて、あっちがすごくすごくおもしろかったので、地味で物足りないような印象が残る。

2017年11月6日

読書状況 読み終わった [2017年11月6日]
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読みやすい。いい素材を見つけたというか、まとまりすぎというか、読んで嫌な気持ちにはならないけど、多分、何ヶ月か後には読んだことを忘れそう。女の人(ほら、名前忘れちゃった。村井さんだったかな)の話が良かったので、桜木さん(だったかな)を主人公にした話も読みたかったな。

2017年10月22日

読書状況 読み終わった [2017年10月22日]

映画にそこまで興味がなくて観てないものがほとんどだけど、長嶋有が読みたくて買った。そして(特に後半にすすむにつれて)すごく楽しかった。「映画原作者はバズーカ砲を持っている」で「ピストルですむところをバズーカ砲を渡されているような気分である。使えないよ! という。」っていうのに一番笑った。

2017年10月22日

読書状況 読み終わった [2017年10月22日]

3冊読んで滝口悠生の読み方がわかりかけて1冊目に戻る。なんだ。この登場人物の多さに家系図を作ったりして読んだ感想はよく見かけたけど、必要ないね。本人らがあれは誰だっけ?って言ってるから、読んでる人も流れにまかせて思い出していけばいいの。すごくいいなと思った話も、それ嘘だよと言われ、え?嘘なの?と受け入れられる。カギカッコのない会話文の改行改行、それでまたつらつらと長い文章。寅さんのような高まりだった。だらだらではなく流れるような口調にいつまでもいつまでもきいていたいと思った。きっとみたび読むことになる。

2017年10月22日

読書状況 読み終わった [2017年10月22日]
カテゴリ novel

がらにもなく、青春小説を読んでしまった。子守で一冊使い切った。

2017年10月1日

読書状況 読み終わった [2017年10月1日]
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