- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120054884
感想・レビュー・書評
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私はこの本、好きだなあ。
どちらかと言ったら私は澄子の周りの友達タイプだ。
勇気を貰った者もいるだろう、感銘した者もいるだろう、もう一度、頑張って見るかと思って読んだ者もいるだろ、こんな夫婦ばかりじゃないと思う者、うちは夫婦円満よと思う者。
飽きたと嫌いになったとは違うかあ…
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特に日本の主婦は大方同意するお話。なぜ結婚した途端、個人ではなく「妻」や「母」という役割を押し付けられ、我慢が美談とされるのか…最近は変わって来ていると思いたいなぁ
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離婚したい。
でも、お金がないーー
女を奴隷扱いする男たちとの決別を描く、
ベテラン主婦のハッピー離婚戦線!
決断は、幸福のはじまりだった。
五十代、女の再出発物語。
(書籍説明より)
垣谷さんの本は12冊目。
2020年3月以来だから、久々だったわ。
いつもながらにインパクトのあるタイトル。
で…
この内容は…
この主人公のような状況に直面すると、現実はなかなか厳しい…
のだろうなぁ… -
わたしは50代男ですが、この本をしみじみ読みました。最後は感動で胸がジーンとしてます。人生の残り少なさが実感できる年齢だからこそ、ストーリーの全てが胸に沁みました。友人、親戚、子ども、そして夫。どれもがリアルでハッとします。
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いわゆる熟年離婚がテーマ。
かなりリアル。いやリアルすぎる!
50代の男性諸氏は妻には読ませてはならない本、我が身を振り返る必読書として認識しなければ...(笑)
ここまで思うかはその人の環境によるのかもしれませんが。
夫婦とは結婚とは、そもそも生きていくとはを考える・考え直す良い本です。 -
主人公に共感しまくりながら読了しました。
話の中の夫は、浮気も暴力もギャンブルもなく傍目には「離婚するほどではない」夫。ですがその対応で主人公の心がいかに傷付き弱っていったのか、それを切々と語ります。タイトルの「もう別れてもいいですか」がまさに心の叫びになっています。
対象として描かれるのは、夢と希望に溢れていた18歳の自分。それを本当の自分とし、離婚して少しでもその自分を取り戻すため徐々に強くなる主人公を応援しながら読みました。
明確な暴力などがなくても、お互いの痛みや喜びを共感できない相手と無理に暮らす必要はない。
そうですよね。私も別れたい… -
あまりに極端なトンデモ親父。頻出する下女、奴隷、家来。途中で気持ち悪くて本投げ出しそうになったが、噂好きの小夜子さんに救われた。初出は婦人公論でターゲット明確だけど、99%が自分のことしか考えないクズだなんて…男には…。高齢化社会テーマに次々面白い問題作出す垣谷さんだけど…こんなオヤジにならないよう自戒しなくては。“夫原病”初めて聞いた。
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ズバッと切り裂いていて、爽快な読後感。
『この女は俺の言うことなら何でもきく』ってところを見せて威張りたい男。最低。
感想を書きたいが、文字数の際限なく自分のグチになりそう(笑)
自分も、離婚したくなる!(誰もが思うのではないか?)
だって、この本の中の離婚した登場人物達が、幸せそうだから。
別居と離婚は全然違う。実家に避難していた時も爽快な気分だと思ったが、離婚後の晴れやかさとは比べようもない。
自由って素晴らしい。
1人で強く生きていこうと思った。(笑)