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- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121003232
感想・レビュー・書評
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前衛作家安部公房が自分は日本の伝統のうえで創作しているといっていたのが意外。
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(1973.06.15読了)(1973.05.26購入)
*解説目録より*
つねに現代人と現代社会について鋭い照明をあて、前衛的な表現方法を追求しつづける阿部公房氏が、永年の深い友情の上にたってドナルド・キーン氏と率直に語りあう。日本的とは果たして何なのか、日本文化と残虐性について、ドラマティックに展開する現実生活と芸術とのちがいやその表現方法について、また内外作家の技法を具体的に論じるなかで、安部文学の原点とその魅力の秘密が語られる。とくに敗戦を満州で迎えた安部氏の体験は興味深い。日本古典文学研究の第一人者として知られるキーン氏の鋭い問いかけと二人の討論には熱気がこめられている。
☆関連図書(既読)
「飢餓同盟」安部公房著、新潮文庫、1970.09.25
「第四間氷期」安部公房著、新潮文庫、1970.11.10
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